先日、ハナの滞在先であるカナダの地元歯医者へ行ってきました!
特に痛みがあるなどの緊急な事態だったわけではないんですが
職場のベネフィット(日本で言う福利厚生)に歯科治療もカバーされているため
せっかくなのでチェックアップ(口腔内のコンディションをチェックする)と
クリーニングをしてもらいました。
今回はその時の
歯科治療の流れや治療費用・保険などの詳細について
リポートしたいと思います!
カナダの歯医者で実際にかかった費用は?
と、その前に先に結論を公表しちゃいます。
今回私が支払った歯科治療費用は
73.04カナダドル
でした。保険で8割はカバーされたため、この金額は全治療費の20%分の金額になります。
詳しい詳細などについては後半の方で説明していますので、読んでみて頂けたら嬉しいです^^
カナダの歯医者へ行くまで
まずは歯医者探しから始まりました。
比較的近くに歯医者があったのですが、さすが日本ほどレビューや評価などがネットで
調べられる程進んでいません。笑
幸い、知り合いが同じ歯医者に行っており評判が良さそうだったので
予約の電話を入れました。
電話では
・カナダで初めての歯医者受診であること
・ベネフィットが歯科治療もカバーされているはずであること
(ここが一番不安だったので確認したかった・・)
を伝え、日時を仮予約しました。
仮予約というのは3日前に確認の電話をするので、そこで予約確定となる
とのことでした。
カナダの歯医者治療の当日の流れ
予約日当日は初診の場合は事前に記入する書類(問診票)があるからということで
早めに歯医者へ向かいました。
(と思ったら30分時間を間違えて早く行き過ぎてしまったのですが・・・^^;)
待合室も受付もびっくりするほど綺麗で、居心地がよかったです。
また、問診票は日本のものとさほど変わりませんでした。
主に“事前に伝えておきたい健康状態”や“服薬している薬があるかどうか”、
“妊娠中かどうか”・・・などの内容です。
カナダの歯医者での治療の流れ
時間になると可愛いおネエさん(といっても同じ年代・・笑)
が迎え入れてくれました。
全体の流れは以下のような流れです。
①簡単なチェックアップ
②レントゲン撮影
③クリーニング(歯垢除去)
④ポリッシュ(歯の表面の艶だし?)
⑤歯科医師によるチェックと診断
⑥お会計
時間は約1時間半ほどで、基本的に予約制だからか
特に混雑することもなく、とてもスムーズにことが進み快適でした。
①簡単なチェックアップ
まずオネエさん(確か名前はマデレイン)の自己紹介と簡単な
雑談を交え、診察台へ。
ちなみに診察室?は両側に壁はあるものの、ドアはなく通路との
仕切りはありませんでした。大して気にはなりませんでしたが!
②レントゲン撮影
マデレインに、簡単に口の中をチェックしてもらったら、
診察台に乗ったままレントゲン撮影をしました。
日本ではレントゲン室に連れて行かれて撮影するので、診察台に座ったまま
レントゲンが撮れるなんてなんだか先進的!!と思いました。
そのレントゲン撮影の機械がこちら。
ちなみにレントゲン撮影は2年に1度のみするそうです!
このアームが自由自在に動き、人それぞれの顔の位置まで伸びてきて撮影を可能にします。
③クリーニング(歯垢除去)
レントゲン撮影が終わると、そのままマデレインちゃんがクリーニングを
してくれるとのこと。
診察台が倒れて寝そべる状態になった時に、びっくりしたことが!!!
なんと、真上にテレビが・・・!!!
思わず、「テレビがある!!すごい、日本ではみたことないよ」といったら、
「これで少しは気がまぎれるでしょ?^^」と。
なんだかお客さん目線な歯医者さんで、好感を持ちました♪
さらにクリーニングもとっても丁寧で、
日本では結構ガシガシやられるイメージだったので、今回は非常に良かったです。
(とはいえ、歯石除去してくれている時とかはやっぱり多少、歯茎に痛みを感じることも
ありましたが・・・それは日本も一緒ですね)
一点、日本にあってカナダになかったものが。
それがこちら。
「口をすすぐ水道(?)!」
日本に歯医者さんの診察台には、必ずといっていいほどありますよね?
あれが、カナダの歯医者さんにはありませんでした。
基本的に治療中は苦しくないように、気を使ってこまめに唾液の吸引なども
してくれるんですが、合間に口をすすぎたいなと何度か思いました。
あの設備は日本独特のものなのかもしれませんね!
日本の歯科治療は、国民皆保険の制度により基本的に
費用がカバーがされるため、比較的安く治療が受けられますが
その分保険でカバーできる内容に限界があったり、一度に治療
できる時間に上限があったりなどで、治療が丁寧さに欠けたり
どうしてもクオリティが下がってしまうことがあるそうです。
その点カナダは「治療」という枠にとどまらず、「サービスの提供」
という概念が根底にあるように感じました。
④ポリッシュ(歯の表面を磨く)
クリーニングが終わったら、ペースト状の何か(研磨剤か何か?)を歯の表面を
艶磨きのようなツールで磨いてくれました。
心の中でちょっと白くなってくれたら良いな〜なんて思いながら身を任せていました。
⑤歯科医師による診察と診断
④まではマデレインがやってくれましたが、彼女は歯科助手なのでしょう。
マデレインから1分間これで口をゆすいでね!と言われ渡された(塩水みたいな味の)
緑色の液体(フッ素トリートメント・リンス)を口のなかでくちゅくちゅしていると
「今から先生を呼んできますね!」
といってマデレインが部屋を去り、少し経つと
チェックのシャツにジーパンというラフな格好の歯科医師の先生
を連れて戻ってきました。(とはいえ、清潔感はマックス!)
握手と自己紹介の時に真っ先に目がいった場所。
それは、「歯!!!」
それはそれはなんとも、さすが「私が証明よ!」かの如く
真っ白で歯並び完璧(に見える)先生の歯を見て
「うわっキレ〜〜さすが。」
と心の中でつぶやきました。
そんな先生にレントゲン写真とお口の中をチェックしてもらい、
「うん、しっかりクリーニングもできて、文句なしだね!
特に虫歯もないですよ!」と、お墨付きをいただきました。
先生によるチェック&診断はものの5分で終了。
⑥お会計
先生が部屋を去ったあと、荷物をまとめて受付へ向かいすぐにお会計を済ませました。
先でも述べたように
今回の私の支払いは$73.04でした。
カナダの歯医者での治療費や保険について(明細あり!)
今回私の治療費は73.04カナダドル(日本円で約6000円くらい)。
明細はこちら。
カナダの歯医者の治療費明細
今回の治療費の詳細はこんな感じでした。
・ポリッシング ・・ 38.30ドル
・歯垢除去 ・・ 91+22.80ドル
・フッ素トリートメント・リンス ・・ 10.60ドル
・口腔内検査(診察) ・・ 100ドル
・レントゲン撮影 ・・ 36.70+65.80ドル
合計 365.20ドル
→ デンタル保険により20%のみ負担
= 73.04ドル ← 私が支払った金額
こうやってみると、保険さえ適用されれば、馬鹿高くなることはないなと思いました。
ちなみに以前私が日本で抜歯してもらった時には合計8000円近く払った覚えがあります。
(もしカナダで抜歯したらもっとかかるか。。^^;)
カナダの歯科治療の保険について
カナダでは定期的(9ヶ月毎)にお口の中のチェックアップを
することが浸透しています。
そんな時に歯科治療費のカバーがされている保険に入っているかどうかが
とても重要になってきます。
今回私は、今勤めている職場の福利厚生でカナダ人と同じように歯科治療の
80%がカバーされましたが、ワーキングホリデイでカナダに住んでいる場合は、
ベネフィット(福利厚生)を受けることはそう簡単ではないかもしれませんね。
そういう場合は、ワーキングホリデイの人に向けた海外保険もありますので、
いざという時にのために歯科治療までカバーされているかどうかをしっかり確認した上で
保険に入るることをお勧めします^^
まとめ
今回はカナダで初めて実際に歯医者さんへ行った経験を、画像を交えながら流れに沿ってまとめてみました。
治療費は20%負担で73.04カナダドルでした!
待合室や治療室のエリアにレントゲン撮影の機材やTV付き診察台など、とても先進的で心地よく治療を受けることができました。
もちろん、かずある歯医者さんの中で良し悪しはあるかと思いますが
治療費や明細、加入する保険選びなどで参考にして頂けたらと思います^^
最後までお読みいただきありがとうございました!