世界柔道2019で金メダルが期待される原沢久喜(はらさわ・ひさよし)選手。
寡黙で誰もが認める努力家であることは、業界内では知られています。
今回はそんな原沢久喜選手の少しプライベートな部分にスポットを当ててみました!
この記事では原沢久喜選手の性格・生い立ちや、出身大学・所属チームの情報に加え、世界ランキングについてもまとめました!
原沢久喜(ひさよし)の基本情報
名前:原沢久喜(はらさわ・ひさよし)
年齢:27歳(2019年8月31日現在)
誕生日:1992年7月3日
身長:191cm
体重:122kg
出身地:山口県下関市
学歴:下関市立日新中→早鞆高→日本大学
所属:百五銀行
原沢久喜(ひさよし)の生い立ちは?
原沢久喜(はらさわ・ひさよし)選手は、3人兄弟妹の長男として山口県下関市で生まれました。
ちなみに、弟は俳優の原沢侑高(ゆたか)です。
世界チャンピオンと俳優の兄弟って、なんだかすごいですよね!
幼稚園の頃の原沢久喜さんはエネルギーがありあまっており、そんな姿を見た母・敏江さんが近くの柔道場へ連れて行ったことがきっかけで柔道を始めました。
原沢久喜選手が柔道を始めたのは小学1年生の6歳の時でした。
なお、小学4年生の時に両親が離婚し、それからは母・敏江さんが女手一つで養っています。
子供の頃の原沢久喜(ひさよし)はどんな子供だった?
小学生当時に柔道指導にあたった石井先生は原沢久喜選手のことを
「寡黙ですけど、練習は追い込む。バンバン投げても心が折れない子でした」
と評価しています。
その後、進学した中学校には柔道部がなかったため、道場の紹介で地元の早鞆(はやとも)高校柔道部の練習に参加し、そのまま進学。
高校入学当時は170センチほどしかなかった身長が、高校卒業のタイミングでは191センチを超えるというとんでもない成長期を経験しました。
3年間で20センチ近く身長が伸びたワケですよね、びっくりしますね(@@)
成長期ってすごいです^^;
なお、高校で原沢久喜選手の指導にあたった先生によると
「強くなって成績が出るとさらに強くなる。高みを目指したときの集中力がすごかった。真面目にこつこつ、手を抜かない部員でした」
と評価しています。
原沢久喜(ひさよし)の性格は「変わってる」?
柔道を始めるまでは勝気でやんちゃだった原沢久喜選手ですが、柔道を始めてからは落ち着いていったようです。
大きくなってからは通知表に「他と争うことを好まず誰とでも穏やかに接する」と書かれる程、穏やかでおっとりした性格に変わって行ったみたいですね。
なお、母親・敏江さんに似て細かいことは気にしない大雑把な性格でもあるようです。
高校卒業間際に日本大学からスカウトの声がかかった時には、普通であれば「親と相談してからお返事します」とか「他の大学も検討してから決めます」となるところを、
「日大、どう?」
「はい、いきます」
と即答したそうですw
このことについて日大の金野潤監督は
「柔道以外には本当に小さいことに頓着しない、こだわらない。変わってる子って強いんですよ。世界チャンピオンになるような人間は常人と違う」(AERA dot)
とコメント。
どうやら、原沢久喜選手は、「変わってる」らしいですw
▼原沢久喜選手の得意技の動画
原沢久喜(ひさよし)の世界ランキングは何位?
続いて原沢久喜さんの世界ランキングの順位や戦績についてまとめます。
まず、2019年8月31日現在、原沢久喜選手は100kg超級で世界ランク3位につけています。
ちなみに原沢久喜選手の過去の世界ランクの推移は
2013年・・50
↓
2014年・・21位
↓
2015年・・4位
↓
2016年・・2位
↓
2017年・・28位
↓
2018年・・19位
となっていました。
一度2017年に順位を落としていますが、今年は見事に復活していますね!
原沢久喜(ひさよし)の近年の戦績まとめ
原沢久喜選手は2016年のリオデジャネイロオリンピックでメダリストとなりました。
その後、しばらく不信が続いていましたが、2019年に入って完全復活してきています。
前回のオリンピック以降の原沢久喜選手の近年の戦績をまとめました。
2016年 – リオデジャネイロオリンピック 2位
2017年 – グランプリ・デュッセルドルフ 2位
2017年 – 体重別 3位
2017年 – 実業団体 優勝
2017年 – 世界団体 優勝
2018年 – グランドスラム・デュッセルドルフ 2位
2018年 – 体重別 2位
2018年 – 全日本柔道選手権 優勝
2018年 – 世界選手権 3位
2018年 – 世界団体 優勝
2019年 – グランドスラム・パリ 2位
2019年 – グランドスラム・デュッセルドルフ 優勝
2019年 – 選抜体重別 優勝
2019年 – 全日本選手権 5位
2019年 – グランプリ・モントリオール 2位
2019年 – グランプリ・ザグレブ 2位
前回の世界柔道2018(世界選手権)では、準決勝で敗退し、3決では勝ったために、3位という結果を残していますね。
原沢久喜(ひさよし)の所属チーム(スポンサー)はどこ?
原沢久喜選手は2019年3月から現在百五銀行に所属しています。
ですが実は、原沢久喜選手は2018年いっぱいでそれまで勤めていたJRAを辞職し、無職&貯金生活を送っていたんです。
JRAは柔道をしながら正社員として福利厚生がしっかりとし、ボーナスも有給休暇などもついた状態でトレーニングができるというベストな環境。
にも関わらず、原沢久喜選手が前代未聞にもJRAを辞職したのには理由がありました。
原沢久喜(ひさよし)が前職のJRAを辞めた時のエピソードが泣ける・・!!
バカがつく程、真面目で柔道一筋の原沢久喜選手は、2016年にリオオリンピックで銀メダルを獲ってからトラブルに見舞われてしまいました。
原因はオーバートレーニング症候群。
●オーバートレーニング症候群とは
オーバートレーニング症候群とは、トレーニングによって受けた身体的・精神的疲労に対して回復のための十分休息を取らずにトレーニングをし続けることで、パフォーマンスの低下につながってしまう病気。
症状としては、感染症(カゼなど)にかかりやすくなったり、血圧上昇、イライラ、食欲低下などが見られ、うつ病を併発することもあるそうです。(健康長寿ネットより)
そこで改めて、自分は本当に柔道が好きなんだろうか?と問いただしたそうです。
そして出した結論は
「自分はやっぱり柔道が好きだし、極めたい。極めたいから甘えない」
という答えでした。
そして会社を辞めたのは「世界一を目指す」ためのケジメとして。
後日、原沢久喜選手は辞めたJRAの人事部から一通の辞令を受け取ります。
その辞令にはこう書いてありました。
「辞令。世界一の柔道家を命ずる。」
自分のわがままで辞めた会社からの、なんともイキな辞令ですよね。
この話を聞いた時、筆者はうるっときてしまいました・・。
原沢久喜選手は色々な人の想いを背負って、世界選手権2019、そして2020年東京五輪で世界一になるために全力で闘ってくれることでしょう!
まとめ
以上、世界柔道の金メダル候補・原沢久喜選手の
・性格や生い立ち
・出身大学
・所属チーム
・過去の戦績
・世界ランキング
をまとめました。
世界柔道2019で金メダルを獲得し、2020年の東京五輪に向けて弾みをつけてほしいですね!
ぜひみなさんで応援しましょう^^