社会現象にもなりつつあるほどブームを巻き起こした、100ワニこと「100日後に死ぬワニ」。
早速「タイアップ曲公開、書籍化、映画化、全国グッズ販売」が発表され、あまりの展開の早さに読者からは不審の声が続出。
実はこの一連のブームは「電通案件」として事前に仕掛けられたものだったのでは?と話題になりました。
100ワニブームが仕掛けられたものだったという噂により、読者からは「萎えた」「冷めた」という感想が相次ぐことに。
100日後に死ぬワニが「電通案件」であると勘違いされた理由や証拠、経緯の時系列説明、読者の声や真相をまとめました。
「100日後に死ぬワニ」ブームは電通案件?
待ちに待った「100日後に死ぬワニ」の最終回が2020年3月20日に公開されました。
ところがその直後から、次から次へと
・いきものがかり×100ワニテーマソング発表
・書籍化
・グッズ販売
・映画化
を「特報」として発表しました。
これには「あまりにも展開が早い」と不審がる人が急増。
ワニ死んだ途端、ビジネス展開早すぎて冷めるわ。。。
電通にいきものがかり…
全部最初から仕組まれてたとしたら怖いね。
俺たちは全部踊らされてんだよ。
感情を金儲けに利用されてんだよ。— SYJ@為替投資アカ (@SYJ_000) March 20, 2020
次第にこの100ワニブームが「電通案件」として初めから仕組まれていたと言われるようになりました。
今回のワニくんブームは実は「流行ったから売った」のではなく、電通案件として「売るために流行らせた」のでは?という憶測が相次ぎました。
https://twitter.com/463no/status/1240919577304788992
初めから仕掛けていたとしたら、凄腕ですね・・!
ただ、読者としては「まんまとハメられた」感を感じ、萎えてしまった人が多いようです^^;
100日後に死ぬワニ最終話公開→電通案件と言われるまでの経緯を時系列まとめ
実際どのように100ワニのプロモーションが展開されていったのか、経緯を時系列でまとめました。
▼19時20分 100話目公開
▼20時02分 いきものがかりタイアップのテーマソング公開
▼20時46分 100日後に死ぬワニの公式ツイッター+特報(書籍化&映画化決定、グッズ・イベント)
▼21時00分 楽天でグッズ販売
▼21時00分 ロフトで全国グッズ販売
▼21時51分 書籍化 販売日が4月8日と発表
ここまで立て続けにこられると、さすがにお金儲けの香りがしてきます・・・。
それが悪いわけでは全くないんですがね^^;
100日後に死ぬワニが電通案件と言われる理由や根拠まとめ
「100日後に死ぬワニ」が電通案件だといわれた理由&根拠をまとめました。
まず、100日後に死ぬワニの公式ツイッターに運営会社名「株式会社ベイシカ」と書かれています。
株式会社ベイシカのHPを調べてみると「株式会社電通東日本」の名前が。
そしていきものがかりとタイアップしたMVにはPRプランナーとして根本陽平さんが関わっていました。
根本陽平さんは、電通の中でもやり手プランナーとして大活躍している人物でした。
2014年から毎年国際アワードを受賞している程の実力者とのことです。
根本陽平さんは他にも数々のヒット商品や流行りを生み出しています。
・マルコメ「ロックを聴かせた味噌汁」「世界初かわいい味噌汁」
・ホクト「菌活」
・熊本県「くまモンほっぺ紛失事件」
・P&G JOY「家事分担をJOBからJOYへ」
電通案件と言われた「仕掛け」内容6つまとめ!
今回電通案件と言われるようになった「仕掛け」の内容はどんなものだったのでしょうか?
現時点で分かっている内容を以下にまとめました。
▼100日後に死ぬワニ電通案件の仕掛け内容
①初日から多量のリツイート
②作者きくちゆうきの経歴や過去作品を“個人ブログ”へ執筆依頼
③LINEスタンプ作成
④グッズ製作販売
⑤書籍化決定
⑥映画化決定
①初日から多量のリツイート&いいね
今回の「100日後に死ぬワニ」、初日の「あと99日0」の時点で非常に多くのツイートがされています。
約6時間後の午前1:33の時点で1000リツイート、7000いいねがついていたことがわかります。
初日にしてはいくらなんでも多すぎますよね。
これは「電通案件」としてブームが仕掛けられていたからと考える人が多かったようです。
https://twitter.com/2panpanbeer2/status/1241012004975828992
さらにこのツイート上で作者きくちゆうきさんがすでに販売していた「SUPERどうぶつーズ」の宣伝もしています。
↓
宣伝です!!!!!
漫画「SUPERどうぶつーズ」単行本発売中です!!
試し読み&連載先→ https://t.co/NHiJumX1dE…
amazon→ https://t.co/5ZEAObZW70よろしくお願い申し上げます! pic.twitter.com/ec6dtINpT9
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) December 13, 2019
もしかしたら元々は
・この書籍「SUPERどうぶつーズ」を販売
・作者きくちゆうきさんを売り出す
ことが目的だった可能性もあるかもしれません。
②作者きくちゆうき氏の経歴&過去作品を“個人ブログ”へ執筆依頼
さらに、それを証拠づけるかのように
“「100日後に死ぬワニ」の作者きくちゆうきさんについて個人ブログ(風)を仕込む”
ということまでしていたのでした。
実際に「ランサーズ」というネット上でフリーランスにブログライティングの仕事を依頼する投稿も見つかっています。
仕事の依頼内容は
「きくちゆうきさんの『100日後に死ぬワニ』の経歴と過去作品の記事」
となっています。w
この個人ブログ(トレンドブログ)を仕掛けた理由は2つ考えられます。
1、まず作者きくちゆうき氏の知名度アップと過去作品売り上げアップ
ここでまず、あくまでも「個人ブログで作者と過去作品が紹介されている」風を装ったわけです。
そうやって知名度を上げることで
過去作品の売り上げを上げる
ことに貢献できますよね。
2、100日後に死ぬワニをバズらせる導線をつくる
さらに毎日連載していた「100日後に死ぬワニ」についても
「100日後に死ぬワニ」を読んだ
↓
先が気になる
↓
検索
↓
話題になってるんだ!と自然に思わせる
↓
続きを楽しみに、毎日読み続ける
↓
さらにいいね&リツイートが増える
という導線づくりができて、ブームの余波を広げていくことができるわけです。
まさにPRのプロの仕事ですね・・!
個人ブログライティング外注にはLINEがかかわっていた!
ちなみに、募集要項内に記載されている参考URLもアクセスしてみましたがすでに削除されていました。
さらにわかることは、ブログ自体はLivedoorブログですが、LINEも関わっていることがわかります。
LINEスタンプも販売していますから、電通出版社とLINEが組んでいたことがわかります。
③100ワニLINEスタンプのリリース
初めから好調だった「100日後に死ぬワニ」は2月上旬にLINEスタンプをリリースしています。
話題になっているわけですから、現金化する手段の一つとして仕掛けられていたのでしょう。
実際、作者のきくちゆうきさんは自身のツイッターの一番上にピン固定しています。
スタンプは100円だとしても、フォロワー210万人のうち半分でも100万円は稼げるわけで・・・。
儲けましたね!w
④100ワニグッズ製作&全国販売
3月20日に「100ワニ追悼」というキャッチで全国のロフトで100ワニグッズが限定販売されることが発表されました。
https://twitter.com/LOFT_Official/status/1240971389126893568
グッズの内容はこちら。
この展開の早さにネット上では
「いつから決まってたんだよ?」
↓
「100日前からじゃね?」
といったやり取りが。
確かに、この数のグッズ製作を数日足らずで、さらに全国で販売するのは不可能。
やはり初めから電通案件としてブームが仕掛けられた可能性もゼロではないでしょう。
↑
実際は関わっていなかったとのことです。
⑤100ワニの書籍化&映画化決定
ワニくんの命日となった2020年3月20日当日、「100日後に死ぬワニ」の書籍化と映画化が発表されました。
販売日:2020年4月8日
編集製作:小学館「ゲツサン少年サンデーコミックス」
とのことです。
漫画家でイラストレーターの、きくちゆうき氏が、19年12月19日から毎日、
ツイッターとインスタグラムで連載中の4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」の公式ツイッターアカウントが
20日午後8時46分、映画化と書籍化を発表した。
書籍化は既に発表されており、4月8日に小学館から「ゲツサン少年サンデーコミックス」として出版される。
100日間の本編に加え「0日目」や「100日後の後日譚」など描きおろし28ページが収録予定だ。
映画化に関しては実写か、アニメ化の詳細は明かされていない。(引用:日刊スポーツ)
さらに今回100ワニの書籍化・映画化決定について、こんなGIF動画まで準備していました。
— 100日後に死ぬワニ 公式 (@100waniOfficial) March 20, 2020
まさに仕掛けられていますw
とはいえ、これくらいであれば数日で作れそうですが。
どうやらこの動きは電通ではなく、純粋に作品に入れ込んだ協力者たちが熱量を持って不可能を可能にした「奇跡の連続」で実現したようです。
「100日」というゴールがあったからこそ、実現することが可能になったんですね!
100日後に死ぬワニが電通案件と話題になり萎えた人達の声
ツイッターでワニ漫画がバズり書籍化
→人気に火が着き数ヶ月後にグッズ化
→半年後に映画化告知
なら不自然さはなかっただろうに。3ヶ月弱で準備できそうもない量のメディア展開告知を、連載呟き終了日に一気にやるとは。
内容が良くてもステマがバレたら、電通も広告代理店としては失敗ですね。— ST【なにはともあれ落ち着こう】 (@qeqILP4IjmRMFR5) March 20, 2020
ワニの映画化・グッズ化展開早すぎだろ。人気アニメでもしっかりしたグッズ数ヶ月かかるというのに金積める会社が裏で引いてんじゃね?と思ったら電通だったか
— Service Unavailable krZBrg (@z_brg) March 20, 2020
ワニ商業展開早すぎてやべーな
— アマチュア市民 (@Hipp01112) March 20, 2020
https://twitter.com/3_lies/status/1241031329388449794
件のワニ、身内調査隊が電通のプランナーの名前見つけてきたところで商売人として尊敬はするけど「あーそうっすか…」ってなってしまう駄目なオタク心が発動してる
— わっか (@replicantprayer) March 20, 2020
100日後に死ぬワニのバックに実は電通がいたことに対するモヤモヤした想いに何か既視感があるなと思ったらあれだ
素敵な番組だなと思って観てたら最後に聖教新聞のCMだと分かった時のやつだ— ちよじ (@chiyoji_chiyoji) March 20, 2020
ワニ、結局インターネットなんて電通のオモチャだぞという我々の敗者性を思い出させてくれる。
— カービィファン (@detteiu334) March 20, 2020
自分のところの社員過労死させた電通がワニを通じて命の大切さを説いてるの、今世紀最大のギャグだな。
— るい(14世) (@B747_300SR) March 20, 2020
追記:作者きくちゆうき&いきものがかり水野良樹が「電通案件」否定&真相説明
2020年3月21日付で、100日後に死ぬワニの作者きくちゆうき氏といきものがかり水野良樹さんがツイッター生配信を実施しました。
水野ときくちさん https://t.co/t8vzR65PxA
— 水野良樹(いきものがかり、HIROBA) (@mizunoyoshiki) March 21, 2020
ここで改めてきくちゆうき氏は「電通案件ではない」ことを明言しています。
「本当に僕が個人的に始めたことに色んな人が共感してくれて、
仲間もできて、盛り上げてくれて。
僕は感謝しか無いですし。
それだけに悲しいです。
でも色んな人に知ってもらえたのはうれしいです。」
結論、関わったみんなが作品への思い入れが強く、不可能を可能にした奇跡の連続で実現したんだそうです。
協力会社の欄に電通の名前があったことから「電通案件」と噂が広まってしまったんですね。
実際に出版社もPRに乗り出したことは事実でしょうが、それについては常に起こっていることで何らおかしな点はないはず。
きくちゆうき氏は実際の体験をもとにワニくんのストーリーを描いていたそうで、生配信では涙する姿も見られました。
生放送を見た視聴者からはこんな感想が書き込まれています。
きくちゆうき先生出演放送見てたけど、どうやら関わった皆が滅茶苦茶ワニに入れ込んで張り切りすぎた結果、商業展開も漫画開始後のスタートでも諸々決まったし、その発表タイミングがまずかったことにもテンション上がって気づいてなかったというのが真実っぽいなあ。少なくとも単なる悪意ではない。
— ubagami (@uba_gami) March 21, 2020
きくちゆうき氏が日常ツイートをしなくなったのが1月中旬で、株式会社ベイシカがワニの商標登録出願を行ったのも1月中旬だから、ビジネス展開しようって話になったのはその辺からじゃないかな。ゼニを稼ぐことは悪いことは思わない。漫画家は慈善家じゃないし。露骨だから余韻吹っ飛んだけどw
— 御劔ハガネ@新刊準備中 (@mitsurugihagane) March 21, 2020
あれだけのグッズを揃え、出版や映画化。多方面からの力が加わった事と思いますが、有名になりたい!多くの人に作品を知って欲しい!お金持ちになりたい!私がきくちさんならそう思いますw舞い降りたチャンス!活かして頑張って欲しいです。
『100日後に死ぬワニ』電通案件きくちゆうき氏水野が否定— KOO_KOO (@KOOKOO92586691) March 21, 2020
ふーん。急にTVで取り上げたり、漫画が終つた瞬間から
グッズが出来ててロフトでフェアまで始めたから「?」といふ
気持ちの所へ電通の名前が出てきて妙に納得したが。(Twitter)
とにもかくにも
「いつ最期が訪れるかわからないから日々を大切に」
といったメッセージやストーリーに、多くの方が心動かされた良い作品であることは事実。
きくちゆうき氏の「100日後に死ぬワニ」の書籍や映画その他グッズなど、色々成功すると良いですね!