2020年5月28日、大阪の吉村洋文府知事と愛知県の大村秀章知事の間でまるで喧嘩のようなやりとりが発生し話題を呼びました。
東京の小池百合子都知事や愛知県出身で高須クリニックの院長でもある高須克弥氏も参戦する形となった今回の騒動。
一体なにがあったのでしょうか?
ツイッター上のやりとりをわかりやすくまとめました!
吉村知事と大村知事の喧嘩?!ツイッターのやり取りまとめ
今回の騒動は新型コロナウィルスの都道府県別の対応について、愛知県の大村秀章知事が東京と大阪について「医療崩壊している」と発言したことがきっかけでした。
ことの発端は愛知県の大村秀章知事の発言
愛知県の大村秀章知事はこんな発言をしました。
大村氏はこれまで東京と大阪で医療崩壊が起きていると繰り返し指摘。11日の記者会見では「病院に入れない、救急を断るのは医療崩壊で東京と大阪で起きた。医療崩壊を起こしたら行政としては負け。何を言いつくろっても結果だ」としていた。
愛知県は26日、独自の緊急事態宣言を解除した。それを決めた対策本部会議後、報道陣に語った。
一方で、愛知県は入院やクラスター(感染者集団)の状況を日々情報公開しているとし、「こういう対応をしているのは私たちだけだ」と自画自賛。「第2波」に備え、既存の施設を活用した新型コロナ専門病院を計画し、増床準備をしていることも明らかにした。
この大村秀章知事の発言を受けて、大阪の吉村洋文府知事がこう反応し、医療崩壊について否定しました。
大阪で医療崩壊は起きていません。何を根拠に言っているのか全く不明です。一生懸命、患者を治療する為、受け入れてくれた大阪の医療関係者に対しても失礼な話です。東京もそうですが。根拠のない意見を披露する前に、県は名古屋市ともう少しうまく連携したら?と思います。 https://t.co/VyRp3GhHA8
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 27, 2020
この大阪 吉村洋文府知事のツイッターのコメントを踏まえ、さらに愛知県の大村秀章知事はこう発言しました。
「私は公表されたデータを拝見して申し上げただけ。違うというならデータをもって話すべきだ。そうでなければ、ただ単に言い訳しているに過ぎない」
引用:Yahooニュース
愛知県の大村秀章知事が大阪府の吉村知事に真っ向から批判したような姿勢ですね。。
黙ってはいられない大阪府の吉村洋文知事はさらに以下のようにツイッター上で発言。
①大村知事「ただ単に言い訳」って酷いね。確認したら、大阪の3次救急の4病院で一部救急停止したことを「医療崩壊」と言ってるらしいが、全く違う。これは4月21日救命センター長会議において、3次救急、特定機能2次救急(65病院)で救急受け入れ余力可能数を算定し(215名)、 https://t.co/Fa1w3c4hfG
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 28, 2020
②その範囲で公立4病院の救急を一時停止し、コロナ重症患者の治療に専念したもの。よって、役割分担をしてコロナの重症者にも、その他の救急にも対応した計画的措置。救急を断るものでも、「医療崩壊」でも何でもない。大村知事が事実関係も調査せずに、「大阪や東京は医療崩壊!」って謝罪もんだよ。 https://t.co/VCWi27O3QW
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 28, 2020
③公立4病院でコロナ重症患者の治療の為に一部救急停止を決めたのは、4月7日〜順次段階を追って進めていったが、4月21日のセンター長会議で、受け入れ可能数を算定、大阪全体でのコロナ重症患者の治療と他の救急との受け入れ可能数を総合調整。重症者の救急断り、オーバーフローは起きていないよ。 https://t.co/5ZZ1QQRutE
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 28, 2020
大阪府の医療体制は「役割分担」であって、オーバーフロー(医療崩壊)を起こしたものではなかったんだそうです。
その後の取材(2020年5月28日同日)にも大阪の吉村洋文府知事はこのようにコメントしています。
「感染症が広がったとき、医療状態が逼迫(ひっぱく)したのは事実です。これは東京、大阪に限らずです。医療崩壊が起きて、きちんと看なければいけない人を看ることができていない状況ではない。なぜ、そういうことをおっしゃったのか、理解不能ですので、あんまり相手せんとこ」
引用:日刊スポーツ
なお、愛知県の大村秀章知事が何をもって「医療崩壊」と主張したのかは明確ではありませんが、愛知県の対応や数字にはかなりの自信をもっている様子。
愛知県は入院やクラスター(感染者集団)の状況を日々情報公開しているとし、「こういう対応をしているのは私たちだけだ」と自画自賛。「第2波」に備え、既存の施設を活用した新型コロナ専門病院を計画し、増床準備をしていることも明らかにした。
引用:朝日新聞デジタル
あまりネットや報道で愛知県の評価についてクローズアップされることがないため、東京や大阪に対して批判したくなったのかもしれませんね。
ネット上では「嫉妬」といった声も多数上がっているようですね・・・。
大村知事の吉村知事への嫉妬感すごい
— ちょ (@yliA_ecoc5y) May 28, 2020
愛知県の大村知事は………。
大阪府の吉村知事の方が圧倒的に優秀やろ(笑) 嫉妬すんな!
表現の不自由展のときもそうやけど、愛知は知事はよ変えた方がええやろなー!— にしの (@KICu8oCyImkpDSq) May 28, 2020
大村知事は吉村知事にただ嫉妬しているだけですよ。
— HMm (@reachtothestar) May 29, 2020
大村は、大阪の吉村知事とのレベルの差を反省しないで、嫉妬、ねたみから愛知県民特に名古屋市民に大変迷惑をかけています。元々、国会議員もヘマして知事になっただけなので、政治力はありません。皆様、力をお貸し下さい。 #大村知事をリコール
— 銀の弾丸 (@acesaboluffy45) May 28, 2020
小池百合子都知事の大村秀章知事の発言への反応
一方、愛知県の大村秀章知事の発言に喧嘩腰だった大阪府・吉村洋文知事とは打って変わり、東京都の小池百合子都知事はかなり冷静なコメントを残しています。
東京都の小池都知事がさきほど記者団の取材に応じ、愛知県の大村秀章知事が「東京と大阪で医療崩壊が起きている」と発言したことについて意見を聞かれ「その報道には接しているが、いま他の自治体の方がどう仰っているのか。それについて、一つひとつお答えするつもりはない」と述べたうえで「東京に集中したいと思っている」と短く応じた。
この小池百合子都知事の対応には「さすが大人」いわざるを得えませんね。
そんな小池百合子都知事の冷静な対応に対して、大阪府の吉村洋文知事は
この対応を見習うことにします。
とツイートしました。
小池都知事、大村知事の“医療崩壊”発言を受け流す「東京に集中したい」(ABEMA TIMES)
→この対応を見習うことにします。 https://t.co/UHnXVIfkNw— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 28, 2020
確かに他県の政治家にやっかみを言われようとも、反論する時間がもったいないと言えます。
吉村知事も「大阪モデル」推進に貴重な時間を費やす覚悟を決めたようですね。
愛知県出身の高須克弥も喧嘩に参戦?!
大阪の吉村府知事と愛知県の大村秀章知事の喧嘩ともいえるやり取りに、高須クリニックの高須克弥院長も参戦していました。
というのも、高須克弥院長は愛知県出身。
とはいえ、愛知県の大村秀章知事を擁護したのではなく、強く批判していました。
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/1265870405031493632
高須克弥院長が愛知県の大村秀章知事を批判する理由はこちら▼の記事に詳しく解説しています。