北朝鮮の最高指導者・金正恩(キムジョンウン)党委員長は健康状態が良くないといわれています。
もし金正恩(ジョンウン)氏に何かあれば、誰かが後継者になる必要がありますよね。
北朝鮮では代々最高指導者の子供が後継者として指名されてきました。
もし金正恩(ジョンウン)氏に何かあれば後継者はその子供になるはずですが・・
金正恩氏には子供がいるのでしょうか?
子供がいるのなら何歳で、誰が金正恩氏の後継者になるのでしょうか・・?!
金正恩氏一家の家系図と一緒に後継者についても詳しく調べてみました!
金正恩(キムジョンウン)に子供はいる?何人で年齢は?
熾烈な後継者争い(詳しくは後述)を勝ち抜いて北朝鮮の最高指導者になった金正恩(ジョンウン)氏。
金正恩(ジョンウン)氏には子供はいるのでしょうか?
調べた所、金正恩(ジョンウン)氏には妻・李雪主(リソルジュ)夫人との間に3人の子供がいることが分かりました!
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<金正恩と李雪主の子供>
- 2010年生まれ 10歳 第1子 長男? ※娘という説もあり 名前不明
- 2013年1月生まれ 7歳 第2子 長女(または次女) 金ジュエ
- 2017年2月生まれ 3歳 第3子 性別名前不明
※2020年時点
3人のうち2人の性別がはっきりしていないことから、
国策研究機関の関係者は「金正恩と李雪主の間に息子がおらず、いるのは娘だけであれば、後継の構図に問題が生じることもあり得る」と語った。
引用:朝鮮日報
などという推測もありますが、性別以前に3人の子供たち全員がまだ幼いため、後継者になれないという問題が生じています。
金正恩の後継者は誰?妹・金与正(キム ヨジョン)が濃厚?
金正恩(ジョンウン)氏の後継者候補について調査した所、2020年4月現在で一番有力な後継者候補は妹の金与正氏だということが分かりました・・!
▼金正恩(ジョンウン)の実の妹・金与正(キムヨジョン)
【顔画像】金与正が結婚した旦那はウ・インハク?子供は2人で性格は良い!?
前述の通り、金正恩(ジョンウン)氏の3人の子供たちは性別云々以前に全員が幼い子供であることから、後継者問題が浮上しています。
金正恩(ジョンウン)氏はまだ30代なので、普通に考えれば後継者問題が深刻になる可能性は限りなく低いはずでした。
しかし、若くして健康に致命的な問題があり、本格的に後継者を考えなければいけない事態へと状況が急変したといわれているのです。
木村:金正恩氏の病歴について教えて下さい。
フィッツパトリック氏:金正恩氏は著しく太りすぎで、ヘビースモーカーであり、高血圧と糖尿病とみられています。
祖父や父の心臓病を受け継いだとも疑われます。
金日成や父の金正日も心臓発作を起こして亡くなりました。(引用:Yahooニュース)
そこで急遽、金正恩(ジョンウン)氏の後継者候補として浮上したのが、妹である金与正(キムヨジョン)氏なのです・・!
金正恩(ジョンウン)氏には沢山の兄弟がいますが、同じ母親から生まれたのは次男で兄の金正哲(ジョンチョル)氏と妹の金与正(ヨジョン)氏だけ。
ここで、何故、兄の金正哲(ジョンチョル)氏は後継者候補ではないのか?という疑問がありますね。
▼金正恩(ジョンウン)の兄で次男の金正哲(ジョンチョル)
こればかりは憶測になりますが、恐らく
- 一度後継者争いから脱落したことで、後継者として相応しくないと周囲に思われている
- そもそも本人が政治に対する興味が薄い
ということが理由ではないでしょうか?
あくまで、これまでの情報を元に推測しただけなので、本当の理由は分かりませんが・・・
金正恩の兄の金正哲(キム・ジョンチョル、34)は弟が執権した後、姿を現していない。
2011年2月にシンガポールで行われたポップ歌手エリック・クラプトンの公演で姿が確認されたのが最後だ。
後継競争の後、負担を与えないように公開活動を自制しているということだ。
ホルモン系統の健康異常で金正恩に対する挑戦勢力になるのは難しいというのが情報当局の判断だ。(引用:中央日報)
金正恩氏が異母兄弟や親戚を後継者として指名するとは考えにくいところがあります。
それに妹の金与正氏が後継者になれば、金正恩(ジョンウン)氏の子供たちが成長してから、その子供たちの誰かを後継者として指名することも難しくないでしょう。
ともあれ、実際に金正恩(ジョンウン)氏は数ヶ月前から妹の金与正(ヨジョン)氏を重要な席や公の場で同席させることが多かったと報じられています。
与正氏が国際社会のスポットを浴びたのは2018年2月に韓国の平昌で開催された冬季五輪の開幕式に北朝鮮の代表団の一員として出席した時からだ。
団長の金永南最高人民会議常任委員長(党序列No.2)が団員の与正氏に席を譲るなど奉っていたこともあって、韓国政府もメディアも与正氏が「影のNo.2」であることを見て取った。
与正氏は物怖じすることもなく、大統領官邸を訪れ、文在寅大統領と会見した際にも冗談を言うほどの余裕を見せるなど威風堂々としていた。(引用:Yahooニュース)
さらに一部の報道では、実際に金正恩(ジョンウン)氏が後継者に妹の金与正(ヨジョン)を指名した、とまで言われています。
そのことから、今のところ一番有力な後継者候補として挙げられているのは妹の金与正(ヨジョン)氏です。
金与正が後継者になる可能性や、結婚しているのか?旦那や子供の存在についてはコチラ▼の記事で詳しく解説しています!
【画像】金正恩のプロフィール!母親は在日朝鮮人だった
名前 | 金正恩(キム・ジョンウン) |
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生年月日 | 1984年1月8日(2020年4月時点 36歳)※1984年生まれじゃないという説もあり |
役職 | 朝鮮民主主義人民共和国 第3代最高指導者 |
任期 | 2011年12月17日~ |
所属・肩書 | 朝鮮労働党・初代委員長 |
任期 | 2016年5月9日~ |
学歴 | 金日成総合大学 情報工学専攻 (北朝鮮最高教育機関) 金日成軍事総合大学 砲兵指揮専攻 (軍事教育機関) |
北朝鮮の現・党委員長の金正恩(キム ジョンウン)氏は、北朝鮮の第2代最高指導者である金正日(キム ジョンイル)氏の三男として生まれました。
そして実は金正恩氏の母親は大阪出身の元在日朝鮮人2世の高英姫(高容姫/コ ヨンヒ)夫人です。
高英姫(コ ヨンヒ)夫人は北朝鮮帰国事業により生まれ育った大阪から北朝鮮に渡った朝鮮人の一人でした。
北朝鮮帰国事業とは1950年代~1984年頃に行われた在日朝鮮人とその家族が、日本から北朝鮮に集団で移住したこと。
帰国事業で北朝鮮に渡った高容姫(コ ヨンヒ)夫人は、万寿台芸術団という歌舞団に入った先で金正日(キムジョンイル)氏に見初められ、3番目の妻となっています。
ただ、当時の第1代最高指導者の金日成(キム イルソン)首席は当初、息子の金正日(キムジョンイル)氏と高英姫(コヨンヒ)夫人の結婚を認めませんでした。
そのため、三男の金正恩(ジョンウン)氏が幼い頃は首都の平壌ではなく、車で2時間程離れた元山市で生活していたみたいですね。
なお、金正恩(キムジョンウ)氏は母親・高容姫(コヨンヒ)が大阪出身だったことから、日本文化に囲まれた環境で育ったとか!
- 金正恩(ジョンウン)氏は日本人の専属料理人・藤本健二氏が作った寿司を好んで食べる
- 東京タワーに興味があった
また、金正恩氏は1996年9月からスイス・ベルンの国際学校に留学したという話もあります。
ただ、北朝鮮政府内の秘密事項なので、現在(2020)も正確な情報は知られていません。
ただ、留学の経験から英語・中国語・ロシア語・ドイツ語・フランス語など数ヶ国語を話せるという報じられたこともあります。
因みに来日した経験もあり、1991年に兄・金正哲氏と不法入国してディズニーランドに訪れたこともあります。
金正恩氏時代になってから北朝鮮の音楽公演でディズニーキャラクターが頻繁に登場するようになったが、どうやら正恩氏はディズニーが大好きなようだ。それもそうだろう。
実は正恩氏は91年に兄の正哲(ジョンチョル)氏とみられる男性とともに南米の偽造旅券で訪日し、東京ディズニーランドを訪問したとされているのだ。
正恩氏は東京ディズニーランドで体験した楽しい思い出を忘れられないのだろう。(引用:Yahooニュース)
【家系図】金正恩が最高指導者になった理由まとめ!
何故、三男である金正恩(キムジョンウン)氏が後継者になれたのでしょうか?
平たく言えば、長男は庶子で、次男は政治に不向きだったため、必然的に三男の金正恩氏が後継者として選ばれた・・ということだと思われます。
北朝鮮では代々指導者の地位は世襲されてきました。
北朝鮮の統治制度は初代最高指導者・金日成一族の血統による統治を正当化させるために独自の法律や倫理(最高指導者の神格化など)を設けています。
よって原則として、金日成氏の血族以外の人が後継者になることはあってはいけないという大前提があります。
初代指導者の金日成(キムイルソン)首席は長男として生まれました。
そして第2代最高指導者の金正日(キムジョンイル)総書記も、金日成(キムイルソン)氏の長男として後継者に指名されたのです。
そんな経緯から、第3代目も金正日(キムジョンイル)氏の長男・金正男(キムジョンナム)氏かと思われていたのですが・・
しかし、実際に指名されたのは三男の金正恩(キムジョンウン)氏でした・・!
金正日(キムジョンイル)総書記には複数の妻と息子たちがいたが、長男の金正男(ジョンナム)氏は事実上の庶長子だった。
(※金正日(ジョンイル)氏は長男・金正男(ジョンナム)氏の母親・成恵琳との結婚が公に認められなかったため、長らく長男・金正男(ジョンナム)の存在をひた隠しにしていた。)
一方次男・金正哲(ジョンチョル)氏と三男・金正恩(ジョンウン)氏の母親で元在日朝鮮人だった高容姫(コヨウヒ)は金正日(ジョンイル)氏に寵愛を受けていたため、2人は有力な後継者候補とみなされた。
金正哲(ジョンチョル)氏については政治に興味がなく、音楽に関心があるため後継者として相応しくないと思われたようです。
このことは、元駐英北朝鮮公使で脱北した太永浩(テ ヨンホ)氏による著書「3階 書記室の暗号 太永浩の証言」で紹介されています。
正哲にはホルモン異常があり、女性のように見えるという証言もあった。
しかし太永浩は、韓国に亡命後、複数のインタビューで「特に感じることはなかった」と答えている。
ただし、正哲には何の肩書もなかった。北朝鮮は肩書社会だ。
金ファミリーの一員なら、「金正哲同志」「金正哲大将」などと呼ぶのが自然だが、なにもなかった。
しかたなく「チョウ(あのう)」と呼びかけた。
太永浩は、この本の中で、「正哲が金正恩を助けているなら、何らかの職責と呼称がなければならないが、私が見た正哲は、音楽とギターにだけ入れ込んでいる人物であり、金正日の息子というだけだった」と書いている。(引用:東洋経済オンライン)
今のところ、金正哲(ジョンチョル)氏が指名されなかった本当の理由について、真偽は定かではありません。
ただ、金正日氏には複数の妻と子供たちがおり、北朝鮮は金一家によって統治されているので、後継者争いは凄まじかったのでしょう・・
2017年2月13日、クアラルンプールで長男の金正男(ジョンナム)氏が暗殺されてしまった事件も、後継者争いが原因だといわれています。
▼金正恩(ジョンウン)氏の兄で長男の金正男(ジョンナム)氏
金正男暗殺事件とは、2017年2月13日にクアラルンプールの空港で起きた暗殺事件。
当時28歳のベトナム人女性が突然襲い掛かり金正男(ジョンナム)氏に猛毒の液体を顔に塗りつけ去っていった。
その直後に金正男氏は急に体調を崩し、病院へ搬送されている車中で死亡。
あとで起訴された実行犯のベトナム人女性は、北朝鮮の工作員に「いたずら」と騙されていたことが判明している。
最終的に「殺人罪」の起訴は取り下げられた。
この暗殺事件について、一部では三男で現・党委員長の金正恩(ジョンウン)氏による暗殺計画だったのでは?と噂されていますが、定かではありません。
ただ可能性が否定できない分、リアルに聞こえてしまいます。
北朝鮮の覇権争い、ドロドロですね・・・
https://mizharu.com/breakingnews/14154/