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大学オンライン授業のデメリット・問題点は?鬱や単位落とす人、学費返還求める声も

新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業が急増している大学

2020年春の新学期を迎えてもまだ1度も登校できていない学生も多く、友達ができない、学費が変わらないなど不満問題点が出てきています。

そこで今回は、

・オンライン授業の問題点&デメリット16選総まとめ
・オンライン授業に対するネットの声

をまとめました。



コロナ禍でオンライン授業をする大学が急増!

オンライン授業を受ける学生の画像引用:Photo

2020年3月に新型コロナウイルスが流行し、8月現在ではまた感染者も増えています。

そんな中、4月の新学期から、大学ではオンライン授業を取り入れるところが増えています。

上半期の授業がすべてオンライン授業になった大学もあるようです。

下記のようなメリットのあるオンライン授業ですが、多くの問題点を抱えているのも事実です。

オンライン授業の主なメリット

通学の時間が短縮できる

・授業中にネットサーフィンをするなどサボれる

・チャットで気軽に質問できる

・<コミュニケーションが苦手な学生も受けられる

次項でネット上の大学生の声をもとにオンライン授業のデメリット・問題点をまとめました。



オンライン授業の問題点&デメリット総まとめ!ネット上の声集も

オンライン授業で頭を抱える学生の画像引用:Photo AC

オンライン授業問題点には以下のようなものがあります。

オンライン授業の問題点 16選

①機材やネット環境を揃えるのにお金がかかる

②パソコンの知識がないと難しい

③ネット環境が弱いので授業にならない

④分かりづらい

⑤ディスカッションがやりづらい

⑥部屋を見られる

⑦友達ができない/会えない

⑧履修登録を失敗した

⑨行っていれば取れた単位を落とした

⑩卒業できるか不安

⑪大学に行けないのに学費が変わらない

⑫集中力が持たない

⑬モチベーションが上がらない・鬱になる

⑭ブルーライトや運動不足による健康被害

⑮課題が多い

⑯試験のカンニング

具体的にどんな不満があるのか、見ていきましょう。

オンライン授業の問題点① 機材やネット環境を揃えるのにお金がかかる

紙幣とパソコン・テレワークイメージ背景引用:Photo AC

オンライン授業に必須となってくるのが、パソコンネット環境

大学によってはカメラ付きのパソコンが必要になることも。

そうなると、家族共用とは別にパソコンを購入したり、自分の部屋用に無線LANルーターを用意したりしなくてはいけません。

一からそろえるとなると5万円以上は必要になるでしょう。

また、プリントアウトが必要な授業があり、毎回コンビニなどに行って印刷代も払っているという学生もいました。

オンライン授業の問題点② パソコンの知識がないと難しい

頭を抱えるオンライン授業をする学生の画像引用:Photo AC

オンライン授業に接続したり、ネット環境を整えたり、課題をオンラインで提出したりと、ある程度パソコンの知識が必要になってきます。

パソコンが苦手な学生や慣れていない学生には難しいです。

やり方を聞こうにも、1回生の場合は友達もまだおらず、聞ける相手がいないというケースもあります。

やり方を分かりやすく共有するなど、大学側の親身なサポートが必要です。

オンライン授業の問題点③ ネット環境が弱いので授業にならない

パソコンで授業を受ける様子画像引用:Photo AC

マンションのインターネットを使う場合は、他の住民とネット容量を分け合うため、みんなが使う時間帯は通信速度が遅くなります。

また無線は有線よりもネット環境が不安定です。

このような状況でオンライン授業を受けると、フリーズしたり、回線が落ちたりと、快適に授業を受けることができません。

また、教授側の接続がうまくいかず、授業時間が削られるケースもあります。

オンライン授業の問題点④ 分かりづらい

お手上げな様子の学生の画像引用:Photo AC

教授の生解説を聞きながら配られた資料を眺めるオンライン授業。

板書がないので追加の解説は聞き逃してしまうなど分かりづらくなってしまいます。

教授が画面に書き込めるシステムを導入すると良さそうです。

オンライン授業の問題点⑤ ディスカッションがやりづらい

複数人とオンラインでディスカッションを行う様子画像引用:Photo AC

リアルタイムで行うディスカッション

学生のネット環境によってタイムラグが生まれ、やりづらい状況となっています。

あまり親しくない人とのディスカッションは、ただでさえやりづらいのに、オンラインだと相手の様子が分からず進行しにくいようです。

そもそもディスカッションがなく不満を持っている学生も多いですが、やったらやったでやりづらく、賛否両論のようですね。

オンライン授業の問題点⑥ 部屋を見られる

オンラインで誰かと話す女性の画像引用:Photo AC

オンライン授業で懸念されるのが、カメラ部屋が映ることです。

カメラをONにしないと出席とみなさない授業もあるようで、プライベート空間が他の学生に見られてしまうことに抵抗を感じる人が多いです。

オンライン授業の問題点⑦ 友達ができない/会えない

友達ができず部屋で寂しそうな女性の画像引用:Photo AC

オンライン授業で登校できず、本当に悲しいのが、友達関係

友達と会って学食に行ったり、授業終わりに遊ぶことができません。

まして1回生なら、1度も登校できずまだ友達が1人もできていない学生もいます。

春から1人暮らしを始めて、友達もできず、親にも会えず、ただ家でオンライン授業を受ける毎日に、孤独を感じる学生も多いようです。


オンライン授業の問題点⑧ 履修登録を失敗した

頭を抱える女性の画像引用:Photo AC

大学でとても大切なのが履修登録

学科ごとに必修科目履修科目数が決められているのに、複雑分かりづらい作業です。

友達と話しながら決めたりすると簡単なのですが、1回生は初めてなうえに友達も0

比較的楽な授業を知っている先輩からのアドバイスを聞くこともできません。

取り方が分からず失敗してしまった学生も多いようです。

オンライン授業の問題点⑨ 行っていれば取れた単位を落とした

誰もいない教室の画像引用:Photo AC

・寝坊しても友達が出席カードを提出してくれた

・授業中寝てしまっても友達にフォローしてもらって試験を乗り切った

・試験の点が悪くても先生にお願いして何とか課題提出で単位をもらった

など、登校していれば取れる単位が思いのほかあります。

しかし、授業が分かりづらく友達とも会えないオンライン授業では、自力での単位取得助け合い難しいようです。

オンライン授業の問題点⑩ 卒業できるか不安

単位が重なり卒業が重くのしかかる図加増引用:Photo AC

履修登録単位取得難易度が上がるオンライン授業の継続で、卒業できるか不安という学生も多くいます。

いつまでオンライン授業が続くのかということも不安に感じています。

大学側がある程度配慮したり、今後の計画を発表したりする必要があります。

オンライン授業の問題点⑪ 大学に行けないのに学費が変わらない

デスクの上にお金とそろばんが写る画像引用:Photo AC

対面の授業がオンラインになったからといって、学費が安くなることはありません

授業の質対面の方が良いので、変わらない授業料不満を抱いている学生も多くみられました。

また、工学系美術系など、実験器具や素材を扱う学生たちからは、とくに学費が変わらないことへの不満が大きいようです。

大学は自分の好きな研究ができる大切な場所。

コロナ禍によってその機会お金が奪われているのです・・。

オンライン授業の問題点⑫ 集中力が持たない

オンライン授業で集中できない学生の画像引用:Photo AC

大学の授業は基本的に1コマ90分

その長い時間をパソコンの前でじっと過ごすというのはなんとも酷です。

対面授業なら先生の声の強弱気が引き締まったり他の学生が集中している姿を見て自分も集中できたりします。

リラックスできる自分の部屋で、対面よりは単調になってしまうオンライン授業を受けても、集中力が続かない、むしろ以前よりなくなったという学生も少なくありません。

オンライン授業中にも、学生に発言権を与えるなど、工夫が必要ですね。

オンライン授業の問題点⑬ モチベーションが上がらない&鬱になりそう

ソファでうなだれる学生の画像引用:Photo AC

1人で淡々とこなすオンライン授業では、モチベーションも上がりにくいです。

授業の質が下がり好きな研究もできず、勉強に対する意欲がそがれます。

友達とも会えず、外食なども制限される中、鬱状態になってしまう学生もいるようです。

たまには違うスタイルのオンライン授業をしてみるなど、学生が楽しいと思える授業になるよう、検討してほしいですね。

 

オンライン授業の問題点⑭ ブルーライトや運動不足による健康被害

頭痛がして眉間に指をあてる女性学生の画像引用:Photo AC

スマホやパソコンから発せられるブルーライト

オンライン授業で画面を見る時間が格段に増えた大学生の目の健康が心配です。

また、新型コロナウイルスで体育の授業もなくなってしまった大学。

ただでさえ通学もなくなり外出も減った大学生は、運動不足が深刻化しています。

オンラインで体が動かせる授業があると、体も心もリフレッシュできていいかもしれませんね。

オンライン授業の問題点⑮ 課題が多い

パソコンで作業をする人の画像引用:Photo AC

授業への意欲発表のクオリティ、カンニングの恐れのある試験の点数で生徒の評価がつけづらくなったオンライン授業。

その分、普段は課題がない授業でも、課題を出してくる教授が増えたそうです。

課題作成中に疑問点が出ても、教授に質問もできません。

モチベーションを保つのが難しい中での課題地獄…

本当に可哀想です。

せめて取り組むのが楽しい課題にしたり、慣れない環境で勉強している学生を鑑みて少し減らしてあげるなど、学生に寄り添った対応があればいいのですが…

オンライン授業の問題点⑯ 試験のカンニング

パソコンを前にカメラ目線の女性画像引用:Photo AC

実際のところ、オンライン試験ではカンニングし放題のようです。

楽したい学生からするとラッキーですが、その分正しい評価をつけられず頑張っている学生にはです。

カンニングの恐れがあるから、試験をやめて課題を課す授業も増えます。

就活では、オンライン試験で単位を取った学生の学力を疑う企業も出てくるかもしれません。

試験でカンニングできるなら、普段のオンライン授業にも身が入りませんよね。

オンライン授業で色々な悪循環が生まれているように思います。



まとめ

パソコンの上にうなだれる男性の画像引用:Photo AC

今回オンライン授業について調べてみて、かなり闇が深いことに気づかされました。

人生で一番楽しいといわれる大学生活。

大学や教授のこれからの工夫によって、大学生の楽しいキャンパスライフが少しでも戻るよう祈っています。

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