こんにちは、ハナです♪
2019年6月13日付のニュースで、中東のホルムズ海峡付近で日本の輸送関係企業「国華産業」のタンカーが攻撃されたことが報道されましたね。
つい先日安倍首相がイランを訪問し友好関係を示したばかりのタイミングで起こった事件として国内外で話題になっています。
今回は、ハナ自身はホルムズ海峡ってどこなの?と思ってしまったため、ホルムズ海峡の場所や地図、タンカー攻撃の現在の状況についてまとめました。
【地図】ホルムズ海峡の場所はどこ?
今回国華産業(こくか・さんぎょう)のタンカーが攻撃された、ホルムズ海峡は、北はイラン、南はドバイを始めとするアラビア半島に挟まれた、中東のペルシャ湾とオマーン湾間の狭い海峡のことを指します。
幅は一番狭い場所で33km、深さは75mから100m程で、写真からも岸同士が非常に近いことがわかりますね。
世界に流通する石油の20%がこのホルムズ海峡を通って運輸されることから、政治的にも経済的にも昔から重要なエリアとされてきました。
タンカー攻撃を受けたのは日本の国華産業
国華産業について
国華産業株式会社(こくかさんぎょう・かぶしきがいしゃ)
設 立:1947年(昭和22年)3月3日
資本金:1億円
従業員数:99名(2016年6月現在・含関連会社)
本社:東京都千代田区
営業内容:海上運送業/貨物利用運送業/商事業
国華産業は主に特殊化学物質を海運輸送する日本企業で、国内外で12隻の船を所有しています。
タンカー攻撃とは?
2019年6月13日に攻撃を受けたのはメタノールを輸送していたケミカルタンカー「KOKUKA Courageous(こくか・カレッジアス)」という船舶で、日本時間正午と午後3時頃の2度攻撃を受けました。
※Courageousとは「勇敢な」という意味の英語
日本企業ではあるものの、船籍自体は南米のパナマで、船上にはパナマ旗を掲げていました。
日本人船員はおらず、乗組員1名が軽い怪我を負ったとのことです。
真相は不明のままですが、早く調査が進むとともに、安全性が確保されることを祈るばかりです。。
タンカーの現在の状況
乗組員避難後も、イランとアメリカの協力により消火活動が行われ、沈没の心配はないとのことです。
また攻撃は魚雷ではなく飛来物が着弾したことを乗組員が目撃したとの情報があったことから、海賊の仕業ではないと考えられています。
東京の海運会社「国華産業」の堅田豊社長は14日、本社で記者会見し、イラン沖のホルムズ海峡近くで攻撃されたタンカーについて「状態は安定しており、沈没の可能性はない」と明らかにした。タンカーはアラブ首長国連邦に向かってえい航中。乗組員全員が戻り、予備電源は復旧しているという。貨物や燃料の損失もないとしている。(引用:共同通信)
乗員の皆さんが助かってよかったです。。
アメリカがイランを批判?犯人は不明
事件を受け、国連安全保障理事会が緊急会合を開き「攻撃は国際法違反」との意見で一致したことを発表しました。
その動きの中で、アメリカのポンペオ国務長官が「イランが攻撃に関与している」と批判したものの、具体的な証拠は提示していません。
イラン側は当然断固否定していますので、イランとアメリカの対立はさらに深くなってしまいました。。
なんにしても大惨事とならなかったのが不幸中の幸いですね。。。
タンカー攻撃を巡る世の中の反応
しかしイランがタンカー攻撃してなんの得があるんやろな。アメリカはなんか得しそうやけど
— けーすけ (@ksk201) June 14, 2019
タンカー攻撃の件、嫌な展開だ。戦争を起こしたい勢力があり、裏で蠢いているのは間違いないが、さて過去にもこんなことが何度あったことか。いずれにしても、戦争は最終的で最悪の選択。取り返しがつかない。
— 恋する虜 Un Captif Amoureux (@CaptifUn) June 14, 2019
このタイミングでイラン軍が日本のタンカー攻撃する理由より、米軍が。って考えた方が自然な気がしちゃうわねぇ。
トンキン湾事件の再来か!?そこまでおめでたい!?
っていうか日本、舐められ過ぎ?(^Д^;— 水原賢治@コミックス「少女紀行」発売中 (@Tirumu) June 14, 2019
タンカー攻撃の件おさまるといいんだが。そもそもイランが日本に仲介を要請したのはアメリカとの緊張した関係を解くためだったはずだけど、おそらく緊張が解かれては都合が悪い人たちがいて、それはイランにもアメリカにも周辺にも。アメリカも対中をやりながらイランともめるのは良くないはず。
— satonari (@satounari2) June 14, 2019
景気も後退局面だし、イランではタンカー攻撃とまたきな臭くなってきたし、たまらんな
— PAKIN (@PAKINorSMA) June 14, 2019
ホルムズ海峡のタンカー攻撃が話題になってるけど、
湾岸戦争時に儲けた人が「戦争で世界が混乱すればするほど儲かる」って言ってたことを思い出した。
なんという皮肉。— CAF (@fshjshevsjgsbaj) June 14, 2019
真相がわかる日は来るのでしょうか・・・・?
まとめ
今回は国華産業のタンカーが攻撃を受けたホルムズ海峡の場所や地図や、タンカー攻撃の現在の状況についてまとめました。
中東問題は未だに複雑で、地理的に日本から離れていることもありなかなか身近な存在とは言えませんが、石油高騰にともなうガソリンの値上げなどは私たち日本人にも関係してくる問題ですよね。
今回死傷者は出なかったようですが、緊張状態は続くとみられます。
今後の動向に注目していきたいと思います。