香港の逃亡犯条例の改正案を巡る香港デモについて、連日報道が続いていますね。
2019年6月16日のデモでは参加者が200万人に登ったと発表されています。
「逃亡犯条例」改正案を巡る香港の民主派団体によるデモの参加者は17日朝になっても政庁や立法会(議会)のまわりに集まり、収拾のメドが立たない(「200万人デモから一夜の香港、抗議活動続く 政府庁舎閉鎖」参照)。主催者は16日の参加者が「200万人近く」に達したと発表した。林鄭月娥行政長官は混乱の発生について声明で謝罪したが、デモ側が求める改正案の撤回や林鄭氏の辞任には応じず、一段の反発を招いている。(引用:日本経済新聞)
そんな矢先に遂に、香港の行政長官・林鄭月娥(りんていげつが/キャリーラム)さんが条例改正を撤回するという噂がでました。
今回は林鄭月娥(りんていげつが/キャリーラム)行政長官の経歴と条例改正案を撤回?の噂についてまとめました。
追記
2019年9月4日に公式に条例改正案が撤回されました。
▼香港デモはどこで、いつまで、なぜ起こっているか?についてはこちらの記事でまとめています
行政長官・林鄭月娥(りんていげつが/キャリーラム)とは?経歴まとめ
名前:林鄭月娥(りんていげつが)
本名:Carrie Lam Cheng Yuet-ngor(キャリー・ラム・チェン・ユイエンゴル)
役職:香港特別行政区行政長官
年齢:62歳(2019年6月現在)
出身:香港
学歴:ケンブリッジ大学、香港大学
林鄭月娥は2017年に女性初の香港政府の最高指揮官「行政事務長官」に当選しました。
共産党に属し「親中派」と呼ばれる中国中央政府への信奉がある人物で、林鄭月娥が行政長官に当選した時には中国の中央政府から
「林鄭氏は、愛国愛港、中央の信任、統治能力、香港人の支持という中央政府が行政長官に求める条件に符合する」(引用:exciteニュース)
というコメントが公表されています。
行政長官・林鄭月娥(りんていげつが/キャリーラム)が逃亡犯条例の改正案を撤回?
2019年6月18日付のニュースで林鄭月娥さんが「逃亡犯防止条例の改正は事実上撤回せざるを得ない」とコメントしたと報じられました!
追記
2019年9月4日に公式に条例改正案が撤回されました。
18日付の香港紙、星島日報は、香港政府トップの林鄭月娥行政長官が17日、教育関係者らと面会し、香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正の延期について「事実上の撤回に等しい」と述べたと伝えた。
林鄭氏は、2022年までの任期中に「条例改正を再び提起することはない」と話したという。ただ公の場では明言しておらず、民主派は完全撤回を求めて抗議を続けるとみられる。(引用:共同通信)
2019年6月9日の103万人といわれる香港の超大規模デモに続いて、16日にもデモが行われ200万人が参加しました。
これは世界で見ても史上最大規模のデモですよね・・・
香港警察との衝突で多くのけが人が続出し、林鄭月娥さんも予想を超える大反発に「撤回せざるをえない」ということでしょう。
完全に香港市民の体をはったデモが功を奏した形ですね!
とはいえ、今回の香港デモを主催している民間人権陣線は、
「公式に撤回が決定されない限りデモを続ける」
とコメントしているようですので、自体が沈静化したとはいえない状況ではあるようです。
ちなみに香港では、法案は任期をまたげないそうです。
となれば、来年夏の最後の会期で可決できなければ自動的に廃案となります。
追記
2019年9月4日に公式に条例改正案が撤回されました。
まとめ
以上、今回の記事では香港デモ香港行政長官・林鄭月娥(りんていげつが/キャリー・ラム)の経歴やと逃亡犯条例の改正を撤回したのかについて調べました。
逃亡犯条例の改正案の「公式の撤回」までも時間の問題ですよね!
これ以上けが人や傷つく人があらわれないように、早急に撤回宣言をしてほしいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼香港デモはどこで、いつまで、なぜ起こっているか?についてはこちらの記事でまとめています