2020年1月31日についに新型肺炎コロナウィルスについて緊急事態宣言が発動されました。
WHOが緊急事態宣言を発令することはまれだそうですが、一体いつ以来のことなのでしょうか?
またこの緊急事態宣言はいつまで続くのでしょうか?
WHOが新型肺炎コロナウィルスについて緊急事態宣言の発令決定した理由もまとめました。
【WHO】新型肺炎コロナウィルスの緊急事態宣言はいつ以来で何回目?
WHOが前回「緊急事態宣言」を発令したのは2019年7月。
コンゴ民主共和国で発生したエボラ出血熱についてでした。
その前は2016年2月に南米で発生したジカ熱で緊急事態宣言が発令されています。
今回中国武漢市から発生した新型肺炎コロナウィルスの緊急事態宣言は、通算6例目となります。
非常事態宣言(ひじょうじたいせんげん)は災害や公衆衛生などで、国家や組織の運営危機に対して、緊急事態のために政府が特別法を発動すること。
対象はになるのは主に武力攻撃、内乱、暴動、テロ、大規模な災害、疫病など。
各国政府が発動することはあってもWHOが緊急事態宣言を発動することは珍しい。
緊急事態は、感染が国境を越えて広がり、感染拡大防止に国際的な対応が必要な場合に、専門家委の判断を踏まえWHOの事務局長が宣言する。
緊急事態宣言は、アフリカのコンゴ民主共和国で発生したエボラ出血熱について昨年7月に出されて以来、6例目。(引用:朝日新聞)
【WHO】緊急事態宣言はいつまで有効?
緊急事態宣言は明確にいつからいつまでと明言はされていませんでした。
確かに疫病に関する緊急事態宣言はいつ収束するか今の時点では全く読めませんよね。
「緊急事態の対応が必要性がなくなったときに、緊急事態宣言の解除がされる」という認識のようです。
ただ2003年に大流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行りだしてから収束するまで半年はかかっています。
今回の新型肺炎コロナウィルスについても半年、2020年7月頃までは続く可能性がありそうです。
WHOが新型肺炎コロナウィルスの緊急事態宣言を発令した理由は中国ではなかった
今回WHOが新型肺炎コロナウィルスの緊急事態宣言を発令した理由は中国よりも外国で感染が広がっていることが原因でした。
WHOはさらに「医療体制が整っていない国」にウィルスが広がることを恐れているとも言及。
日本でも中国武漢市に渡航歴がない人が「感染者から感染」したことが確認。
「ヒトからヒト」への感染が認められた以上、世界各国で爆発的にウィルスが蔓延してしまうことを恐れた判断と言えますね。
30日夜(日本時間31日未明)に記者会見したテドロス・アダノム事務局長は、中国国外での感染例や、感染が確認された国が増えていると指摘。「中国国内ではなく、国外の状況を見て判断した」と宣言した理由について述べた。一方、人の移動や貿易の制限は、WHOとして勧告はしないとしている。(引用:朝日新聞)
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長はスイス・ジュネーブで開いた記者会見で、「われわれの最大の懸念は、ウイルスが医療体制の脆弱(ぜいじゃく)な国々に広がる恐れだ」とし、「これは中国に対する不信任投票ではない」と述べた。(引用:AFP通信)