2019年9月4日、週刊文春がEXIT兼近大樹さんの過去の逮捕歴について報道しました。
人気大絶頂なEXITなだけに、多くの人が衝撃を受けたようです。
この記事では、週刊文春の報道に伴い
・兼近大樹さんがツイッターに投稿した謝罪文の・全文
・りんたろー。さんがツイッターに投稿したコメント・全文
・吉本興業が公式HPに掲載した週刊文春への抗議文
・吉本興業からの抗議文に対する、週刊文春のコメント
をまとめました。
【文春】兼近大樹(かねちー)は過去に2度逮捕されていた!
EXIT兼近大樹さんは2011年11月と2012年8月に2度逮捕されていたことが週刊文春によって明らかにされました。
兼近の地元・北海道札幌市の地元記者が解説する。
「要は、売春の斡旋をしていたのです。直接の逮捕容疑は同年4月、札幌市の高校3年の女子生徒(当時19)に、携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った男性と市内のホテルでいかがわしい行為をさせ、現金1万5000円を受け取らせたというもの。女子生徒は『小遣いほしさに男性100人くらいと関係を持った』と供述。当時、兼近は容疑を全面的に認め、罰金刑の有罪判決を受けています」(引用:文春デジタル)
潔く罪を認めた兼近の過去を暴いた文春が悪者みたいになっているが、兼近がやったことはエグイ。〈20~30人、僕に連絡してくるようになって、どデカくなっちゃったんですよ。大元といえば大元なんじゃないですか〉と兼近は同誌の取材に認めている。(引用:日刊ゲンダイ)
この報道で、兼近大樹さん本人は内容をあっさり認め「いつかバレるし、言わなきゃいけないと思っていた」とコメント。
さらに報道があった次の日2019年9月5日には兼近大樹さん、相方・りんたろー。さんがツイッターで謝罪文を投稿しました。
次項で兼近大樹さんの謝罪文とりんたろー。さんの謝罪文・全文をご紹介します。
▼詳しい経緯についてはコチラもどうぞ
兼近大樹(かねちー)本人の謝罪文・全文
関係者、応援してくれている皆様へ
この度は、お騒がせしてご迷惑をおかけしてしまい
大変申し訳ございません。
吉本、相方、先輩、後輩達にも
ご迷惑をおかけしてしまい本当申し訳ないです。
今回の事で改めて自らの過去と
しっかりと向き合おうと思いました。
兼近は過去の法律違反を
美談にする気も肯定する気もありません。
今は永遠に背負い続け
こんな俺が夢を見たり簡単に他者と関わってはいけないと
再認識しています。
しかし、こんな俺だからこそ出来る事
見てほしい事、伝えられる事が沢山あると思って居ます
この件は被害者が居なかったかもしれませんが
法に裁かれずとも俺は沢山の人に迷惑をかけたり
傷付けてしまったりして生きて来ました。
でもどれだけ自分の生まれ落ちた場所、育って来た環境、
当時当たり前になっていた普通を恨んでも、
それは俺を生み育ててくれた親族、先生や友達、
関わってくれた全て方の人生も否定する事になるので、
恨んだり後悔する事はやめました。
そんな自分を否定する事を辞めれるよう
それがあったから今がありますと
いつか言えるような生き方をするように
毎日心がけています。
最初からドロップアウトせず
日々すごしている皆様が正しいと思います。
俺は途中から道に戻ろうとしてしまった別世界の奴なので
同情してほしいなんてクソほども思いませんし
それでも俺はまだみんなと生きていきたいと思ってしまっています。
60億人60億色の生き方があって
中には自分のいる場所に違和感を感じている人もいると思う。
そこから抜け出しても受け入れてくれる場所はまだあるぞと、
失敗しても抜け出して楽しんでいきてる俺を見せることが
人を励ますことになれればと本気で思っています。
今回の未成年時の罪を報道されてしまった事に関しては
自分のした事なので、ルールはどうあれ受け入れます。
むしろ世に事実を伝えられたので多少の感謝もあります。
もちろん事実でないことも多く書かれてあるので
それは文春さんが兼近の否定の文章も乗せてくれています。
見出しだけで判断せず、買って内容を読んでみてください。
多少のカットはあるもの、の割と兼近の言葉で書いてくれています。
なぜそんな日々を送っていたか、
兼近の何が本当で何が違うのかを知りたいと思う方には
全て本当の話を別媒体で必ずしたいと思います。
日々の辛いことの出口になれるようなコンビEXITを
これからもよろしくお願い致します。
りんたろー。本人の謝罪文・全文
僕達を今日まで応援してくれた皆様
今まで力を貸してくださった皆様
このたびは僕達に関する記事で心配やご迷惑を掛けてしまい
辛い思い悲しい思いさせてしまい、
またガッカリさせてしまい
大変申し訳ありません
まずはじめに、
記事の本人が言ってることに関して
僕はコンビを組む時に聞いていました。
驚いたと同時にしかしその過去が
あるからこそ今の兼近の
底抜けの優しさや、人を思いやる気持ち
過ちを二度と起こさないよう務める姿勢
目の前の人を笑顔にしたいというあいつが
あるのだと変に納得がいった事覚えています。
そして過去の兼近経て形成されたであろう
今の兼近とコンビを組みたいと伝えました。
しかし彼の答えは一人で海外に渡り
エンターテインメントをやってみたいと
いったものでした。
思えば彼はいつの日か僕にこうゆう形で
迷惑をかけるのが嫌だったのかもしれません。
いつだったか彼がこんな事を言っていました。
「過去と他人は変えられないが
未来と自分は変えられる」
字もまともに読めなかった少年が
留置所の中で又吉さんの本に出会い
自分の普通が周りの普通と少し違ってる事に
気付き、その作品に惹かれ芸人を志し
自身を死んだ事にして全ての友人関係と
劣悪な生活環境と決別して東京に出てきたのです。
僕は彼にもう二度と夢を
諦めて欲しくないと思いました。
貧しい家庭に生まれたから、相方がどうとか
たとえそれが過去の自分であってもです。
過去は決して変えられないけど
その過去を悔い改め応援されるよう
今を歩む事はできるはずです。
だから僕は彼と一緒に目標に
向って走ることを選びました。
問題が起これば2人で
乗り越えることを選びました。
こいつとなら何が起きても
僕の人生を預けられるそう思いました。
元々兼近と出会わなければ
今のような幸せな日々が
訪れることはなかったでしょう。
兼近がいなければなかった人生。
あいつと漫才をした時
どん底にいた僕にまだあんたの人生は
終わっていない。もう一回頑張る権利が
あると手をさしのべられた気持ちでした。
身勝手ではありますが、今度は僕がそばに居て
今のあいつを肯定してやりたいんです。
世間はそうはいかなくたって
たとえネット社会に飲み込まれ
その息を止められてあいつを肯定するのが
たったひとりになったって僕だけは
あいつを肯定してやりたいんです。
僕だけは今のあいつがどうゆう人間か
1番近くにいて誰よりも知っているのだから。
相方をはじめ、支えてくださってる
皆さんのお陰で沢山の幸せな経験を
させて頂きました。
今も尚感謝しかないですし
自分達の力だけで成し遂げた事なんて
何一つありません
本当は真面目とか言って
どこが真面目なんだよと思う方
いると思います。僕自身もしかり決して
人に誇れるような人間ではありません。
右肩上がりに上がっていく好感度とは
裏腹に僕達自身が世間とのイメージに
ギャップを感じるようになってきて
いつしかあいつは世間に嘘をついているようで
苦しいと思うようになったかもしれません。
嬉しいと言う表現が正しかったのかは疑問ですが
嘘がつけない性格の彼は本当の事を
言いたいけど言えないジレンマに
日々、悩ませれどこかホッとした気持ちが
そういう言葉になって出てしまったのだと
思います。
過去の事だからなんて言えません。
過去の事を悔い改めこれからを
どう生きるかで信頼を取り戻せるよう
より一層精進していきたいと思います。
応援してくれる人がいる限り
僕達はその人に届くように
笑いをエンターテインメントを
続けていきたいと思っています。
今回は心配と御迷惑をかけたことを
深くお詫び出来たらと思います。
申し訳ありませんでした。
EXIT りんたろー。
吉本興業が週刊文春に対して抗議文を掲載!理由は?
週刊文春が兼近大樹さんの過去の逮捕歴について実名報道をしたことに対して、吉本興業は法的処置も辞さない姿勢で抗議文を掲載しました。
その主な理由は
・公益性がないにも関わらずEXIT兼近大樹の前科を実名で報道
・逮捕は芸能活動を開始する前の未成年の時点におけるものであった
・刑事処分を受けていない件も犯罪行為があったように報道し人権を侵害した
・過去の前科を長期経過後に実名報道すれば更生・社会復帰の機会を奪うことになり、社会として許されるべきではない
というもの。
以下に吉本興業の週刊文春に対する抗議文をまとめました。
「弊社所属タレントに限らず、ある者が刑事事件につき被疑者となり
又は有罪判決を受けたという事実は、
その名誉又は信用に直接関わる事項として、
プライバシー権・名誉権による憲法上の保護を受けることが裁判例上確立しています。そして、その者が有罪判決を受けた後は、更生し、
社会に復帰することが期待されているところ、
公益を図る目的なしに前科に係る事実を実名で報道することは、
不法行為を構成し得る行為とされております。
(中略)
刑事処分が未成年の時点での犯行に対するものである場合には、
成人後に犯した犯罪に対する刑事処分よりもその報道について
一層の留意が必要であると考えられます。仮に、未成年時の前科に係る事実を、
その事件から長期間経過した後に、
正当な理由なく軽々に実名で報道することが許されるとすれば、
未成年の者についてその後の更生の機会を奪ってしまうことになりかねず、
社会全体として非常に危惧すべき問題であることは明白です。
1.本件記事は公益性なく弊社所属タレントの前科を実名で報道するものである
2.しかも、当該前科はタレントが芸能活動を開始する前の未成年の時点におけるものである
3.さらに、何ら刑事処分を受けていない事実についても、
あたかも犯罪行為を行ったものであるかのように報道するものであり、
兼近の人権を著しく侵害するものであること」また、吉本興業が、兼近さんから事前に報告を受けていたにも関わらず
事実を公表しなかった理由については、「(本人が)その後自らの行為を反省、悔悟し、
当時の関係者とは一切の関係を断ち切り更生して
新たな人生として芸能活動を続けており、
また、上記のとおり未成年時代の前科という
高度のプライバシー情報であることも鑑みて
特段の公表はせずにおりました」と公表を控えた意図を説明。(引用:ハフィントンポスト)
吉本興業の抗議に対して週刊文春の反論コメントを掲載
吉本興業からの強い抗議を受けて、週刊文春は同日中にあらためて弁明記事を掲載。
週刊文春は記事の内容はEXIT兼近大樹さんに対する「逮捕」という過去が現在の兼近大樹を否定するものではないとしています。
ご本人の言葉にもあるように、
兼近さんという芸人を語る上で、逮捕の過去は、
切り離せない事実です。
また、テレビ番組に出演し、人気を集める芸人は、
社会的に影響力が大きい存在です。「週刊文春」では、兼近さんが取材に対して、
「やっと話せる」「すべてをさらけ出してほしい」
と説明されたことを踏まえて、記事を掲載しました。3ページにわたる記事をお読みいただければわかるように、
「週刊文春」記事は逮捕の過去によって
現在の兼近さんを否定するものではありません。
兼近さんという芸人がいかに生まれたのかを、
ご本人の言葉によって伝える記事であることは、
読者の皆様にご理解いただけるものと思います。(引用:週間文春)