北朝鮮のファーストレディーである李雪主(リソルジュ)氏。
そんな李雪主(リソルジュ)氏に元カレがいたというスキャンダルが大々的に報じられました・・!
そのスキャンダルが原因で、李雪主(リソルジュ)氏が所属していた楽団が解散した衝撃的な展開について詳しく調査しました。
金正恩の嫁リソルジュ(李雪主)とはどんな人?
北朝鮮の独裁者・金正恩氏の妻である李雪主(リソルジュ)さんは美人と有名ですが、一体どんな人なのでしょうか?
まずはリソルジュさんのプロフィールからご紹介いたします!
金正恩の嫁・李雪主(リソルジュ)のプロフィール
名前 | 李雪主(リ・ソルジュ) 一部李雪珠という表記も有り |
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生年月日 | 1989年9月28日 ※1988年9月23日生まれという説も有り |
出身地 | 北朝鮮咸鏡北道(ハムギョンブクト)清津(チョンジン)市 ※こちらは父親の故郷で李雪主(リソルジュ)氏本人は、平壌生まれ育ちという説も有り |
呼称 | 時期 |
朝鮮労働党委員長の夫人 | |
李雪主(リソルジュ)同志 | 2012年7月25日~2018年2月頃 |
李雪主(リソルジュ)女史 | 2018年2月8日~2018年7月頃 |
李雪主(リソルジュ)同志に呼称降格 | 2018月7月26日~ |
李雪主(リソルジュ)氏の父母の職業については諸説があります。
しかし2018年2月8日の【北朝鮮「美女軍団」のエースはいかにして金正恩氏の妻となったか】の記事によれば
李雪主(リソルジュ)氏の父親は軍出身の航空機パイロットで母親は地元の商業管理所の会計担当者
だとか。
父親はエリートではありますが、特権階級ではなく、また身内に高位幹部もいない庶民的な家庭だったそうです。
ですが、李雪主(リソルジュ)氏は幼い頃から歌と踊りの才能があり、また美貌にも恵まれていました。
そのおかげで小学校の担任教師から推薦をもらい、また教育に情熱を注いだ母親の努力もあって、李雪主(リソルジュ)氏はエリート校の金星学院(音楽学校)に入学しました。
金星学院に入学後、李雪主(リソルジュ)氏は16歳の時に朝鮮労働党の幹部5課の目に留まったのです。
朝鮮労働党の幹部5課とは?
金正恩ファミリーの身近で仕える人々を選抜する部署
「喜び組」(金ファミリーへの奉仕の為に組織された集団)もこの部署の担当
その後、李雪主(リソルジュ)氏は金元均(キム・ウォンギュン)名称音楽総合大学(旧平壌音楽舞踊大学)に入学し、在学中に北京の音楽関連学校にも留学したとか!
大学を卒業後の2008年から李雪主(リソルジュ)氏は、人民保安部人民内務軍協奏団で声楽家として活動を始めました。
李雪主は元歌手で銀河水(ウナス)管弦楽団に所属していた
李雪主(リソルジュ)氏は2008年12月頃に銀河水(ウナス)管弦楽団のメンバー候補に選抜されました。
銀河水管弦楽団はかつて北朝鮮に存在した楽団で、北朝鮮の音楽ユニット普天堡(ポチョンボ)電子楽団傘下の声楽組の一つでした。
普天堡(ポチョンボ)電子楽団は1991年9月に来日し、日本公演も行っていたほど北朝鮮内では大手音楽ユニットです。
金正恩(キム・ジョンウン)と李雪主の馴れ初め
李雪主(リソルジュ)氏が銀河水管弦楽団で活動していた頃。
当時、党行政部長だった金正恩氏の叔父・張成沢(チャン・ソンテク、のちに処刑される)氏が李雪主(リソルジュ)氏を見いだし、金正恩氏の夫人候補として金正日(キム・ジョンイル)氏に推薦しました。
李雪主(リソルジュ)氏を気に入った金正日(キム・ジョンイル)氏が、息子の金正恩(ジョンウン)氏に紹介したことが2人の出会いのきっかけです。
金正恩(ジョンウン)氏も李雪主(リソルジュ)氏を気に入ったので、その後2人は交際に発展し、2009年に結婚しました。
父親の紹介がきっかけの出会いでしたが、金正恩(ジョンウン)氏と李雪主(リソルジュ)氏の夫婦仲は良好のようでした。
というのも、李雪主(リソルジュ)氏は度々、金正恩(ジョンウン)氏の視察に同伴しているのですが、その様子がまるでデートのようだと報じられるほどだからですね。
しかし、そんな2人の仲に決定的な亀裂が入ったと言われる衝撃的な事件(公開銃殺処刑事件)が後に発生します・・!
リソルジュ(李雪主)に愛人スキャンダル?内容&経緯まとめ
衝撃的な事件の発端はリソルジュ(李雪主)氏が所属していた音楽団がポルノ撮影をした罪に問われたことでした。
一部ではリソルジュ(李雪主)氏に愛人がいたことがスキャンダルだという噂もありますが、それは根も葉もないうわさに過ぎません。
結論を先に言えば、李雪主(リソルジュ)氏に愛人はおらず、楽団の摘発をきっかけに学生時代の元カレとの関係が取り沙汰されたのでした。
簡単に言うと李雪主(リソルジュ)氏の学生時代の元カレと撮った写真が出回ったというスキャンダルでした。
まず先に概要をまとめると
- 2013年8月半ば
金正恩の嫁リソルジュさんが所属していた音楽団「銀河水(ウナス)管弦楽団」と「旺載山(ワンジェサン)芸術団」の団員ら9人がポルノ映像を制作したと摘発される - 2013年8月
ポルノ映像制作に関わったメンバーは全員、姜健総合軍官学校の射撃場で銃殺される。 - 2013年10月
銀河水(ウナス)管弦楽団は楽団として最後となる楽曲「祖国讃歌」を発表し解散
スキャンダルが絡んだこの一連の事件の結果、なんと9人も銃殺されてしまったのですね・・・。
北朝鮮の闇を垣間見るようです。。
当局はその様子を、射撃場に集めた芸術関係者数千人に見せつけた。前列で見ることを強要された女性歌手らの中に、失禁しなかった者はいなかったという。そして当局はさらに、芸術関係者たちに死体を近くで見るよう強要した。(中略)
と、チュ記者は書いている。引用:dailynkjp
https://dailynkjp.com/archives/2818/4
金正恩(ジョンウン)氏がこれほどの残酷な見せしめ処刑を行った理由の背景に、妻・リソルジュ(李雪主)のスキャンダルが絡んでいた、と言われているのです。
銀河水管弦楽団では李雪主(リソルジュ)のスキャンダル写真が出回っていた?
李雪主(リソルジュ)氏が金正恩(ジョンウン)氏の夫人に選ばれた際、銀河水管弦楽団のメンバーの間では李雪主(リソルジュ)氏に元カレがいたことを示す証拠写真が出回っていました
後にその証拠写真が北朝鮮当局にも知られるようになり、当局は執拗に写真の出どころを突き止めた結果、上記の処刑されたメンバーにたどり着いたのだとか。
つまりこの悲惨な事件は、李雪主(リソルジュ)氏のスキャンダルをもみ消すために起きたと言われています。
因みにその証拠写真というのは
チュ記者は、「内幕を良く知る脱北者によれば、ソルチュが学生時代の彼氏といっしょに、万景台少年宮殿の隣の芝生の上で肩を抱き合って撮ったものらしい」と説明している。
引用:dailynkjp
https://dailynkjp.com/archives/2818/5
元カレと仲良くしている様子を撮ったものだそうですが・・
こんな写真で9人もの人が無残に殺されるのが北朝鮮なんですね・・・・。
ポルノ映像制作の摘発との関係性について
もし、李雪主(リソルジュ)氏のスキャンダル写真が原因で9人が処刑されたのなら、ポルノ映像制作とはいったい何だったのか?!という疑問がありますよね。
実は、このポルノ映像制作の摘発に際し、処刑された人達の言い訳として李雪主(リソルジュ)氏も昔は自分たちのように遊んでいた!と主張していたそうです。
「ポルノ事件」と彼女の関係が表面化したのは「調査を受けた団員らが『李雪主も昔は自分たちと同じように遊んでいた』と話していたのがわかり、隠蔽のため関係者が処刑された」と9月21日に朝日新聞が独自報道してからだ。
引用:AERA
https://dot.asahi.com/aera/2013102800018.html?page=1
その流れで「スキャンダル証拠写真の発覚」に至った・・という見方が今のところ強いですね。
李雪主(リソルジュ)氏が金正恩(ジョンウン)氏と結婚したのは20歳の時でした。
その年齢でスキャンダルになるほどの元カレ遍歴があるとは思えないですが・・
実は李雪主(リソルジュ)氏の出身校である金星学院は、他のエリート学校に比べて恋愛についてはかなり自由な雰囲気があったとのこと。
当然その学校の卒業生たちは楽団に所属してからも自由な恋愛を楽しんだのでしょう。
まさに今回処刑された銀河水(ウナス)管弦楽団と旺載山(ワンジェサン)芸術団のメンバーたちがそうだったわけです。
今回の楽団メンバーの公開処刑事件が発生した経緯をまとめると
- 元々はポルノ映像制作の罪で摘発された、という噂は信ぴょう性がある
- しかし処刑までされたのは、彼らが李雪主(リソルジュ)氏のスキャンダルを知っていて口封じのため?【推測】
- 見せしめとして無残な殺し方をしたのは、李雪主(リソルジュ)氏の元カレスキャンダルに金正恩(ジョンウン)氏が嫉妬・激怒したから?【推測】
ということが言えますね。
スキャンダルのせいで金正恩とリソルジュは不仲に?
妻の元カレスキャンダルを知って喜ぶ夫はまずいないでしょう。
まして北朝鮮の最高権力者となれば、ただの嫉妬だけでは済まされず、威信に関わる大問題にもなり得ます。
一部では李雪主(リソルジュ)氏のスキャンダルが発覚してから、夫婦仲が不仲になったのではないか?という噂がありました。
結論を先に言うと、恐らく今は、夫婦仲は良好ではないかと思われます。
その理由を説明する前に、不仲説の根拠を紹介します。
2013年頃の不仲説
李雪主(リソルジュ)氏は以前から高級ブランドの華やかなファッションで公の場に登場していました。
しかし、上記芸術団のポルノ映像摘発事件後には髪型も服装もがらりと変わってしまったのです。
黒のミニスカートに水玉模様といった服装に、シャネル、クリスチャン・ディオールなど有名ブランドのバッグやネックレス。北朝鮮で規格はずれのド派手ファッションは最高指導者、金正恩(キムジョンウン)第1書記(30)の妻、李雪主(リソルジュ)(24)のトレードマークになってきた。
そんな彼女に「異変」が起きたのは10月9日。平壌(ピョンヤン)の金日成(キムイルソン)総合大学で教える教員住宅の竣工式に正恩氏と訪れた彼女は薄い青一色の地味な服装で装身具やバッグもなし。髪も短くカット。10日、15日もフォーマルな服装で登場、「李雪主ファッション」は跡形もなく消えていたのである。
彼女に何が起きたのか?「あの事件の影響だろう」で、多くの北朝鮮関係筋の見方は一致する。
「あの事件」とは、北を代表する音楽団「銀河水(ウナス)管弦楽団」と「旺載山(ワンジェサン)芸術団」の団員ら約10人がポルノ映像を作成し、8月半ばに摘発、公開銃殺されたという件のこと。正恩氏の妻になる前、李氏は「銀河水」の若手歌手だった。
引用:AERA
https://dot.asahi.com/aera/2013102800018.html?page=1
金正恩(ジョンウン)氏の怒りを買ったため、李雪主(リソルジュ)氏の髪型やファッションにまで影響があったのだろう・・ということですね。
しかし、李雪主(リソルジュ)氏のファッションが質素なものになったのはこの時期(2013年頃)だけ・・
最近の李雪主(リソルジュ)氏のファッションを見てみますと
髪も伸ばして、華やかなファッションに戻っています。
2016年頃の不仲説
さらに2016年頃にも公の場に姿を見せる回数が減ったことで不仲説が浮上しました。
北朝鮮の金正恩党委員長の夫人、李雪主(リ・ソルチュ)氏が公の場に姿を見せる回数が激減している。
韓国の聯合ニュースは30日、北朝鮮メディアの報道を分析したデータとして、夫人が正恩氏の公開活動に同行した回数は2012年が18回、2013年が22回、14年が15回だったが、昨年は7回に減少し、今年は3回にすぎないと報じた。
引用:2016年10月31日 livedoor.news
https://news.livedoor.com/article/detail/12219007/
しかし、これには別の理由があるとも言われています。
実は李雪主(リ・ソルチュ)氏は2017年2月に第3子を出産しているのです。
時期を逆算すると、ちょうど妊娠期間中に公務が減ったということになりますね。
その後はファーストレディーとして金正恩(ジョンウン)氏と共に、様々なイベントに出席する李雪主(リソルジュ)氏の姿が目撃されています。
この様子から、少なくともスキャンダルで拗れたであろう夫婦仲は、修復したと見るのが妥当ではないでしょうか?
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