始めは週末に中心部のみで起こっていた香港デモ(2019)ですが、今では香港各地で平日にも影響を及ぼし始めました。
とはいえ、実際に香港は危険なのか?といいえば、今の時点では「元々香港への旅行予定がある場合にもキャンセルをする程ではない」のが事実だと言えます。
(あえて行くことは絶対におすすめしませんが・・。)
いずれにしても事前にどの場所・エリアで過去にデモが起こり、これから予定されているのか?は知っておくべきですよね。
ということでこの記事では香港デモ2019で旅行や観光中に気をつけたい
1、今までにデモや抗議集会・ストライキが起こった場所
2、これから(8月に)予定されていると思われる危険エリアや場所
3、デモ行進や集会、ストライキが起こる可能性のある予定日
を地図(グーグルマップ)と地下鉄マップにまとめました。
さらに旅行中の服装など気をつけたい注意事項についてもご紹介しています。
これから香港へ旅行や出張など現地に行くの予定がある方の参考にして頂ければと思います。
追記
2019年9月4日に公式に逃亡犯条例の改正案が撤回されました。
そもそも香港デモ(2019)とは?
香港デモは2019年6月から勃発し、8月に入った今も収まる気配がありません。
ことの発端は逃亡犯条例を改正案(犯罪(容疑)者を中国本土や台湾などに対して要請があれば引き渡すことができるようにする)を巡る、香港政府と香港市民の対立です。
香港政府がこの法案を強行に採決しようとしたことに市民が起こり暴動とも言える緊張状態に発展してしまいました。
詳しい内容についてはこちら▼で解説していますので良ければ読んでみてくださいね。
香港デモ(2019)が今までにあった場所(エリア)を地図に反映【8月7日更新】
2019年8月7日までに発生した香港デモの詳しい場所・エリアをグーグルマップにまとめました。
旅行や環境で現地を歩く場合などにもお役立てください。
香港デモ(2019)これから予定されている場所(エリア)を地図に反映【8月7日更新】
こちらは2019年8月7日時点で、これからデモ行進や集会、ストライキが開催される可能性がある場所・エリアをグーグルマップにまとめました。
デモ行進が予定されているルートもわかる範囲で反映しています。
なおこれらの情報源はツイッターや掲示板などですでに出回っている予定表や呼びかけがある情報をもとにしています。
旅行・観光でスケジュールをたてる際などに参考にして頂ければと思います。
香港デモ(2019)これから予定されている場所(エリア)を電車マップに反映【8月7日更新】
デモや抗議集会が予定されている日を避けられるなら避けることが第一ですが、止むを得ない場合はなるべく午前中の移動をおすすめします。
デモが始まってしまうと地下鉄や道路が封鎖されたり、夜まで騒動が収まらない状況となっています。
混乱に巻き込まれないためにも極力事前に危険エリアは避けることと、止むを得ない場合は早め早めの移動をされてくださいね。
これまでに起こったデモ活動の内容
8月に入り、抗議のデモ行進だけでなく大規模ストライキや多くの抗議集会が開催されています。
これは香港警察の暴力的な対応や関係のない人物を逮捕してしまうなど、暴力的な対応によってさらに一般市民の怒りを買ってしまっていることが悪循環につながっています。
この混乱は香港政府が逃亡犯条例の改正案について正式に撤回を宣言しない限り続くと予想されます。
<現地で発生した抗議内容>
・空港の職員のストライキによって約200便が欠航
・ラッシュ時の地下鉄でドアを閉まらなくさせて交通網マヒ
・主要道路封鎖
・バスの路線変更や運休
・立法議会に向けてレンガを投げつける
・中心部の繁華街も店が閉店したまま
・ディズニーランド従業員による抗議集会
・逮捕者約420人・警官139人負傷(8月6日時点)
香港へ行く時に気をつけるべきこと
すでに旅行の予定があったり出張などで香港に行くことがすでに決まっていた方もいると思います。
そんな時は次のことに注意されてください。
1、黒い服を着ない
デモ隊は基本的に黒服を着ています。
間違えられて衝突に巻き込まれる可能性があるので絶対にやめましょう。
2、デモが起きている・起こる可能性のある場所には絶対に近づかない
ご紹介した地図を参考に、これからデモが起こる可能性のあるエリアには近づかないように予定を立てられてください。
さらに現地にいる間は日本領事館からの情報を常にチェックされることをおすすめします。
在香港日本領事館:https://www.hk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
3、交通機関の運行状況や移動はなるべく早く(できれば午前中)に動く
多くの予定されているデモ行進や抗議集会は午後に予定されていることが多い印象です。
ストライキについてはどうしようもない部分がありますが、可能な限り早め早めに行動していった方が良いでしょう。
運悪くデモに遭遇してしまうと、バスはもちろん電車のホームにすら降りられないという状況もあるようです。
4、警察署や議会などの政府関係の施設には近づかない
上述したように、現在の抗議の矛先は香港政府・香港警察に向かっています。
いつ政府関係施設や警察署で騒動が起こるかわかりませんのでできる限り付近には近づかない方が良いでしょう。
まとめ
以上、香港デモが今までに起こった場所やこれからデモや集会が予定されている危険エリアをグーグルマップにまとめました。
旅行や出張などの予定がある方の参考になれば幸いです。
またもし香港に滞在する場合は
・黒い服は避ける
・事前スケジュールを立てる
・リアルタイムで情報をチェックする
・政府関係施設や警察署には近づかない
・早めの行動をこころがける
に注意して頂ければと思います。
怖い思いをしたり危ない目に遭う方がでないことを祈ります。
追記
2019年9月4日に公式に逃亡犯条例の改正案が撤回されました。