山本太郎の学歴・経歴｜大学進学せず高校中退で芸能界デビューしてた

れいわ新選組代表として、2020年東京都知事選挙に立候補した元俳優の山本太郎さん。

その過激な発言やパフォーマンスで何かと話題を注目されていますが、山本太郎さんの学歴やどういう経歴を持っているのか？

気になる方も多いのではないでしょうか？

結論から先に言いますと山本太郎さんは高校を中退しているので、なんと大卒はおろか高卒の資格すら持っていません。

一体、山本太郎さんはどのような経緯で俳優から政治家を目指すようになったのか？

その経緯を紐解いていきたいと思います。

山本太郎ってどんな人？プロフィール

出典：山本太郎HP

名前：山本太郎(やまもとたろう)
生年月日：1974年11月24日
出生地：兵庫県宝塚市
出身中学：箕面自由学園中学校
出身高校：箕面自由学園高等学校（中退）
前職：俳優

山本太郎さん、実は1歳で父親を亡くしており、母子家庭に育ったそうなのですが、山本太郎さんの母親はペルシャ絨毯の輸入業で成功しており、毎年海外旅行に行けるほどお金持ちだったそうです。

ご実家は兵庫県宝塚市の高級住宅街にあるとのこと。

旅行から帰国するのは新学期が始まってから１０日前後になることもしばしばあったそうで、学校という枠に捉われない自由な環境で育ったことが、俳優になったきっかけになったのかもしれませんね。

海外旅行に行けるほど裕福だった一方で、家庭での教育は厳しく、小学生の時から家事の手伝いは毎日当たり前に行うものだったそうです。

また、母親はフィリピンでのボランティアに熱心だったそうで、山本太郎さんも一緒に参加されていたそうです。

また教育の一環か、親子喧嘩の結末か、

「小学校5年生の時に母親と東京でケンカをしたら、所持金700円だけ渡され置き去りにされ、東京から兵庫まで電車の鈍行を乗り継いで30時間かけて帰宅した。」

っという超ぶっ飛んだ母親とのエピソードがあります。

小学校5年生を東京で一人で置き去りにする母親の勇気がすごいというか・・

母親の破天荒さを山本太郎さんは受け継いだのかもしれませんね。

山本太郎の学歴を総まとめ！

引用：Twitter

山本太郎さんは高校中退までは地元の兵庫県宝塚市で過ごしています。

～山本太郎の学歴～

■1987年
宝塚市立中山桜台小学校卒業

■1987年
私立箕面自由学園中学校入学

■1990年
私立箕面自由学園高校にエスカレーター式で入学

■1991年
私立箕面自由学園高校中退

小学校時代は海外旅行ざんまい！？

引用：FNN PRIME

上述したように、山本太郎さんの実家は母親のビジネスが上手くいったお陰で家族で毎年海外旅行に行くほどのお金持ちだったそうです。

今よりも1980年代となると、今よりも海外旅行のハードルが高かった時代ですし、クラスに海外旅行に行くような友達もいなかったでしょうから、非常に目立つ存在であったでしょうね・・。

小学校3年生の時の夏休みは2か月ほどフィリピンにホームステイしたり、ピアノを習わせてもらったり、普通の家庭ではおよそ考えられないほど色々な経験をさせてもらった小学校時代だったようです。

小学校時代も生徒会長に立候補したそうですが、敢え無く落選したそうです。

山本太郎は弟の小学校時代の同級生で、生徒会長に単独候補として立候補したものの不信任で落選したという当時から奇行の目立つ子だったので、昨今話題になっている事が正しいかどうかの判断は留保したい。

— まえしん (@maesh1n) May 26, 2011

当時からとにかく目立つ存在であったようですね！

好きな子に1年間もうアタックした中学時代！

https://twitter.com/scotnider/status/1275069609154998280

山本太郎さんは小学校卒業後に大阪にある私立の学校である

私立箕面自由学園中学校に入学します。

この箕面自由学園は私立で幼稚園から高校まである大阪でもそれなりに有名な私立の学校です。

それなりの学費がかかる学校だそうですが、山本太郎さんの実家は裕福だったので特に問題はなかったのでしょう。

チアリーディング部が全国的にも有名ですが、山本太郎さんは中学校時代はテニス部に所属していたそうです。

しかし学校生活よりも芸能系のことに興味を持ち始めたのか、中学2年生の時に「学研」が主催した青少年向けのCM企画コンテストに出場し、見事に「大賞」を受賞しています。

CMのタイトルは「スカイダイビングWITHチキンラーメン」というもので、当時の審査委員長であった糸井重里さんからも大絶賛だったよう。

また中学校時代に好きな子ができて、1年間の猛烈アタックの末に落としたこともあったそうです。

好きすぎで山本太郎さんが手編みのマフラーを編んでプレゼントしたり、彼女の写真をTシャツにプリントして学校に着て行ったり・・

彼女も困るぐらいの愛情表現だったのだとか！

自分が好きなことにはとことんのめり込む性格なのでしょうね！

山本太郎の学歴～高校中退！退学か芸能活動か～

【朝日のあたる家ー全国のTSUTAYAでレンタル中！】
西本願寺主催で京都上映会。大入り絶賛！観客全員が号泣。
原発事故を背景に家族の絆を描いた感動ドラマ。
出演　いしだ壱成、山本太郎、並樹史朗、斉藤とも子。他 pic.twitter.com/VhBtUWEUzh

— 太田隆文(映画監督) (@ota_director) October 29, 2016

山本太郎さんは中学卒業後は高校にそのままエスカレーター式で進学します。

しかしながら高校はあまり熱心には通っておらず、所属していた剣道部の練習もほとんど参加したなかったために強制退部させられたそうです。

そして高校時代にある番組に出たことが、高校中退のきっかけになります。

そのきっかけのせいで、高校をわずか1年足らずで中退したのですが・・

その番組が「天才たけしの元気がでる番組！」の「ダンス甲子園」にというものでした！

山本太郎のメロリンキューとは！？

引用：Twitter

1990年当時「天才たけしの元気が出る番組！」では高校生のみが出場できる「ダンス甲子園」っという部門があったのですが、

そこで山本太郎さんは、オイルを塗った逞しい身体に、際どい競泳パンツ、黄色の競泳帽姿で、奇妙なダンスを踊り、最後にQと叫ぶパフォーマンスをし、話題となります。

都知事選の政権放送で山本太郎氏にメロリンキューを期待してしまう。 pic.twitter.com/8gugAUIVNJ

— 大島光義 (@MitsuyosiO) June 22, 2020

人気が出たというよりは、気持ち悪いけどまた見てみたいという中毒性をもったパフォーマンスだったようです。

↓当時の映像が残っていました。確かに面白いからまた見てみたいという感じがします。

このパフォーマンスの事をメロリンキューと呼ぶんだそうです。

ちなみにメロリンキューというのは山本太郎さんが小学校時代にホームステイ先で食べて好きになったフィリピンのお菓子『バナナキュー』をもじったものだそうです！

当時は【芸能界で生きて行こう】といった意志はなかったそうで、番組を見て、

「俺が出なくてどうする！」くらいの軽い気持ちで出たら話題を呼んでしまったということなのですが・・とにかく目立ってしまうのは天性なのかもしれませんね。

しかしこのパフォーマンスが話題になったしまったせいで、志願者の保護者から

「あんな裸踊りをさせているような学校にうちの娘や息子を安心して預けられない」と苦情の電話が相次いだとか。

校長先生からも呼び出しを受けて、「このままやったら君、学校にいられなくなるよ。」っと忠告を受けたそうなのですが、そんなものはお構いなく出続け、学校ではいじめられたり、学校側から留年を言い渡されたりしたのもあり、「中退」を選んだそうです。

普通なら挫けて番組に出るをやめてしまいそうですが、ここで挫けないのがやはり芸能人になれた精神力なのかもしれませんね。

引用：Twitter

ちなみにこのころから政治家、総理大臣になりたいと公言していましたが、まさか本当に政治家になるとは誰も思ってなかったでしょうね・・。

引用：Twitter

山本太郎の経歴！芸能活動～政治家活動まで時系列で紹介

NHK日曜討論、山本太郎議員が開口一番、安保法案へのNHKの偏向報道を批判！早稲田の水島朝穂先生が指摘した例を挙げ、さらに「高校野球の中継は7時半まで延長しますよね？国会中継、6時で切らないでいただきたい」 pic.twitter.com/Hi4sNwp95r

— arekore (@Are_Kore04) September 6, 2015

山本太郎さんは大学に進学せずに芸能界デビューを果たし、その後政治家の道へと進んでいます。

山本太郎さんの経歴について、芸能活動歴と政治家活動歴にわけてご紹介します！

山本太郎の経歴まとめ～芸能活動歴～

山本太郎がバトロアに出演してたの初めて知ったわ…
確かに同じ顔やん…ハマり役だったな pic.twitter.com/ksm2ajHsia

— ヤマハ (@yamaha_FB) June 19, 2020

～山本太郎の芸能活動歴～

1991年：「代打教士　秋葉、真剣です」の準主役で役者デビュー
1992年：「しあわせの決断」で主役デビュー
1996年：NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」のヒロインの相手役
2000年：映画「バトル・ロワイヤル」の出演
2004年：NHK大河ドラマ「新選組」に出演
2005年：NHK教育のトーク番組「トップランナー」で司会を務める。（2008年まで）
2011年：反原発運動を開始。所属事務所を退社しフリーランスになる
2012年：映画「EDEN」でゲイ役に挑戦

山本太郎さんはデビュー当初、バラエティーにもよく出演されていました。

にも関わらず、当時はあまりトークが得意でなかったそうです。（意外ですね！）

そのうち、段々とバラエティに呼ばれなくなっていったそうなのですが、「代打教師　秋葉、真剣です」で準主役に大抜擢され、見事にやり切ったことで役者としての道が開けていったそうです。

Hulu観ててついさっき初めてカイジに山本太郎が出演してることに気づいた。
この人もともと役者やったんか。 pic.twitter.com/rEkV4AzExV

— ラマ (@thefoolrequiem) June 20, 2020

デビューしてすぐにこんな役柄がもらえて、かつ演劇経験もあまりなかったのにやり切れてしまうというのはよほど才能があったんでしょうね！

これだけ華やかな活動歴があれば、芸能界でそのままやっていけたはずなのに、自身の夢であった

「政治家・総理大臣になる。」

を実現させるために、芸能人としてのキャリアを捨てて「反原発運動」に参加していきます。

山本太郎の経歴まとめ～政治家活動歴～

引用：Yahooニュース

～山本太郎の政治家活動歴～

■2011年
反原発運動を開始する。ここが政治家としてスタートとなる。所属事務所からは退社し、フリーランスとなった。

■2012年
衆議議員総選挙への出馬。政治団体「新党今はひとり」の立ち上げを表明する。2013年：参議院議員通常選挙では東京都選挙区から無所属で出馬し初当選。

■2014年
「新党ひとりひとり」への名称変更。目標は脱原発勢力を結集させる国政政党を作ること。今後は各地の国政選挙、地方選挙に候補者を擁立していくことを目指す。その後、政党要件を失っていた生活の党に入党し、政党要件を回復させるとともに、党名を「生活の党と山本太郎となかまたち」に改めさせた。

■2016年
「生活の党と山本太郎となかまたち」が「自由党」に党名を変更する。

■2019年4月1日
2019年7月の参議院議員選挙に向けて同月下旬に自由党を離党、新たに政治団体「れいわ新選組」を結成。

■2019年7月21日
れいわ新選組の党首として参議院選にて比例区特定枠を利用し、初の重度障がいを持った国会議員・舩後靖彦と木村英子を誕生させる

■2020年6月15日
東京都知事選に立候補を表明

山本太郎さんは芸能事務所を退所しフリーランスになった後、太陽光発電設備の販売や施工を手掛ける「ソーラーリフォーム社」（横浜市）に正社員として就職し、営業を担当したそうです。

反原発運動に参加したため、俳優としての仕事が激減し、収入が十分の一になってしまったのが原因とのこと。

山本太郎さんはとにかく「反原発・TPP反対」を掲げ、現在政権を握っている自民党とは真逆の路線を公約に掲げ続けています。

山本太郎が2020年の都知事戦出馬を表明

山本太郎さんは2020年6月15日に、「東京都知事選挙」に立候補し注目を集めています。

山本太郎が都知事選に出馬した目的は？

引用：Twitter

山本太郎さんは選挙の公約として、

・高校や大学の授業料を1年間免除
・コロナ給付金10万円を全都民に給付
・東京オリンピックの中止　など

を掲げています。

とはいえ山本太郎さんが東京都知事選に出た理由は、あくまでも次の総選挙に向けて自分の存在感を表したいというアピールが目的という見方が強いようです。

「都知事選は、広大な有権者のすそ野がありますから、メディアを使って選挙が行われ、人気投票みたいな形になります。山本さんは、存在感が低下していますので、知名度を生かして総選挙へ向けてのアピールを狙っているのだと思います。寄付金を集めるという資金面での戦略もあるでしょう。ポピュリズム政治家としての側面がありますので、こうしたことのためにキャッチーな公約を打ち出したのだと思います」

出典：J-castニュース

また他方では、圧倒的に有利と考えられる小池百合子さんの票を少しでも削ることが目的だともいわれています。

いずれにしても「自らが都知事に当選するつもりで臨む」ということが目的ではなさそうですね。