今年で42年目を迎える日本テレビの「24時間テレビ」。
毎年作られるチャリTシャツも有名ですよね。
いったいこれまで、どんなデザインが作られてきたのでしょうか?
そこで今回は2000年以降の
・2020のチャリTシャツのデザイン画
・歴代チャリTシャツのデザイン画一覧
・歴代チャリTシャツの売り上げと作者一覧
についてまとめていきます。
24時間テレビ2020のチャリTシャツデザイン画はコレ!
こちらが2020年の24時間テレビのチャリTシャツです。
今年は「動く」をテーマに、平和と祈りを表す鳩と、守護を表す狛犬が、躍動感溢れるタッチで描かれています。
デザイナーは小松美羽さん。
30歳でイギリスの大英博物館に作品が飾られるなど、世界的に活躍する芸術家です。
販売収益はチャリティー募金として寄付され、福祉・環境・災害復興などに役立てられます。
価格:1,800(税込)
サイズ:120/SS/S/M/L/LL
カラーバリエーション:黄色、白、ピンク、ミント、グレー
発売日:7月10日(金)
24時間テレビ|チャリTシャツ歴代の全デザイン画を一挙紹介!
それでは、過去のチャリTシャツのデザイン画を新しい順に見ていきましょう。
2019年「人と人~ともに新たな時代へ~」 大野智 作
2019年は「人と人~ともに新たな時代へ~」をテーマに、固く握りあった手がデザインされました。
デザイナーは嵐の大野智さん!
ジャニーズでトップクラスの絵の才能をお持ちです。
手の爪部分には嵐のメンバーのイニシャルを入れているなど、メンバー愛が感じられるデザイン画となっています。
メインパーソナリティーは嵐の5人。
カラーも5色展開で、価格は1,500円(税込)でした。
ちなみにチャリTシャツは黄色が基本で、映画「幸福の黄色いハンカチ」に由来しています。
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2018年「人生を変えてくれた人」 渡辺直美 作
2018年のチャリTシャツデザイン画は「人生を変えてくれた人」をテーマに、
ハートと花、顔と星が描かれた2種類の絵柄
が登場。
ハートはLOVE、花は人生の喜び、顔はインパクトを残す、星は人生を表しています。
デザイン画のプロデューサーは渡辺直美さん。
イギリスのイラストレーター、ハティー・スチャートさんとコラボして作りました。
また、裏面はこの年のメインパーソナリティーSexy Zoneのメンバーとコラボ。
絵が得意な松島聡さんが「Life(=人生)」という文字をデザインし、残りのメンバーで回りを囲みました。
色展開はメインの黄色の他、紫やピンク、黒。
渡辺直美さんらしいポップなラインナップですね。
2017年「告白~勇気を出して伝えよう~」 野老朝雄 作
2017年のテーマは「告白~勇気を出して伝えよう」でした。
チャリTシャツに描かれているのは、幾何学的にデザインされた花。
三角形と正方形が集まってできた花に「1つ1つの力は小さくても、力を合わせれば、どんな花も咲かせることができる」というメッセージが込められています。
メインパーソナリティーも櫻井翔さん、亀梨和也さん、小山慶一郎さんなど、違うグループのメンバーが集まって成し遂げました。
花は「世界共通でみんなを幸せにするもの」として描かれました。
番組のテーマとは、あまり関係ないデザイン画でしたね。
担当デザイナーは幾何学的なデザインが特徴の野老朝雄さんでした。
オシャレなので、普段着にも使える1枚ですね。
2016年「愛~これが私の生きる道」 蜷川実花 作
2016年のテーマは「愛~これが私の生きる道~」。
この年のチャリTシャツのデザイン画は初の写真プリントを使って制作されました。
青空に花々と蝶が映る写真で、外枠はLOVEの文字でできています。
デザイン画の作者は写真家の蜷川実花さん。
被写体に花をよく使うこと、色彩豊かな作品が特徴です。
メインパーソナリティーはNEWSの4人。
4人になったNEWSで涙ながらに歌った「フルスイング」が印象的でした。
2015年「つなぐ~時を超えて笑顔を~」 V6&Hey! Say! JUMP 作
2015年のチャリTシャツは、V6とHey! Say! JUMPの15人がそれぞれ著名人や一般の方を訪問し制作。
思い思いの顔を描いてもらい、15個の笑顔が完成。
最後に何も描かれていない16個目の顔が合わさったデザイン画となっています。
この空白の顔には、購入者が自分で顔を描くというコンセプトのようです。
コラボした15人の中には、きゃりーぱみゅぱみゅさんやノーベル賞の山中伸弥さん、老舗の時計店店主など様々なジャンルの「つなぐ」人々が選ばれています。
2014年「小さなキセキ、大きなキセキ」 天野喜孝 作
2014年のチャリTシャツは、妖精の女の子とドラゴンが描かれたデザイン画。
「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインなどを担当した天野喜孝さんがデザインしました。
このチャリTシャツのコンセプトについて、天野喜孝さんは次のように述べています。
「デザインにある“妖精”は、子どもの頃見えていたけど大人になるとだんだん見えなくなってしまうものの象徴」
「妖精やドラゴンといった“この世にいるかもしれないけど、いないかもしれないもの”を描いてみたいと思いました」
「子どもは未知が多いからこそ、いつも新しいものに出会っている、つまり、いつも“キセキ”に出会っているのではないかと思います」
「このTシャツを着て、キセキを起こしてほしいです。キセキを探してほしいけれど、探さなくてもキセキが来ちゃうかもしれません(笑)」
なんだか独特な思考回路で不思議ですよね。
メインパーソナリティーは関ジャニ∞。
渋谷すばるさんと錦戸亮さんが脱退する前の7人で務めました。
参考:アメーバニュース
2013年「ニッポンって…?~この国のかたち~」草間彌生×大野智作 売上過去最多124万枚
2013年は世界的に有名な芸術家の草間彌生さんと嵐の大野智さんが共同創作。
その人気からこの年のチャリTシャツは過去最多の124万枚を売り上げました。
表は草間彌生さんの作風であるドットで花を描き、裏には大きなハートに「LOVE FOREVER」の文字。
番組テーマとは異なる「愛」をテーマにデザインしたそうです。
共同創作した2人はお互いの印象について
▼大野智さんの草間彌生さんの印象
「意外とすごい気さくな方で、非常に優しく接しやすかった」
▼草間彌生さんの大野智さんの印象
「大芸術家。すごい才能を持ってる」
と語りました。
大野智さん、芸術家から大絶賛されるなんてすごいですね!
メインパーソナリティーも嵐の5人が務めました。
なお、チャリTシャツの売上枚数の公式発表は2015年以降は行われていません。
参考:オリコンニュース
2012年「未来 みらい」 奈良美智×大野智 作 売上76万枚
2012年のテーマは「未来 みらい」。
チャリTシャツのデザイン画にも大きく「未来」の文字が描かれました。
表には、未来をつくる子どもの絵。
目が「未来」の文字にキラキラ輝き、未来へのスタートを表す双葉が生えています。
デザインしたのは、現代美術家の奈良美智さんと大野智さん。
大野智さんは2012年と2013年の2年連続で担当していました。
このチャリTシャツを着た人に、未来を願う気持ち、未来につながる行動が生まれるよう、思いを込めて作られたそうです。
とても可愛らしいデザインのチャリTシャツとなりました。
この年のメインパーソナリティーも嵐。
2年連続での担当でした。
2011年「力~わたしは、たいせつなひとり。~」 森本千絵 作 売上29万枚
2011年のテーマは「力~わたしは、たいせつなひとり。~」。
チャリTシャツには大きな「+1」の文字と裏には「=(イコール)」が印字されています。
「+1」はひとりの力を足していくという意味、「=」は繋がりを意味するそうです。
シンプルで分かりやすいデザイン画ですよね。
また、チャリTシャツに初めてバックプリントができたのも2011年。
アートディレクターの森本千絵さんがデザインしました。
2011年は東日本大震災が起きた年。
デザインのオファーは震災前でしたが、震災を受けデザインをすることにかなりの躊躇があったという森本千絵さん。
「何かできるのではないかと、私なりに行動しているうちに、このTシャツを手にしていただくことで、募金へと繋がり、誰かの力になれるのなら」
参考:オリコン
と、改めてデザインすることにしたそうです。
メインパーソナリティーは関ジャニ∞が担当。
東日本大震災の影響もあり、2011年の募金額は過去最高の19億8641万4252円となり、以降も破られていません。
2010年「ありがとう~今、あの人に伝えたい~」スタジオジブリ作 売上38.5万枚
2010年は「ありがとう」をテーマに蟻がデザインされたチャリTシャツ。
「蟻が10匹 ありがとう」を元にスタジオジブリがデザイン。
「ありがとう」の文字はジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんが描いたそうです。
子どもにもわかるストレートなデザイン画ですね。
メインパーソナリティーはTOKIOが担当しました。
2009年「START!~一歩を踏み出そう~」 ピクサー作 売上40.9万枚
2009年は「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」のアニメ作品を作ったピクサーがデザイン。
昔ながらの古いテレビのキャラクターが風船で空に飛んでいく様子が描かれています。
風船は「新しい一歩を踏み出す」ことを表しています。
「私たちの人生の旅もまずは一歩を踏み出さないと何も始まらない。いつからだってスタートを切るのに遅くなんかない」
というメッセージが込められています。
メインパーソナリティーは、山下智久さん、錦戸亮さんを含めた6人時代のNEWSが担当しました。
参考:Naverまとめ
2008年「誓い~一番大切な約束~」 村上隆 作 45.7万枚
2008年は、現代美術作家の村上隆さんが、自身のキャラクター「カイカイ」と「キキ」をメインにデザインしました。
カイカイとキキは、いつも仲良く助け合い、人々も助けながら、自分自身を見つける旅をしているキャラクター。
子供にも大人にも愛されるアイコンとして起用したそうですが、知らない人からするとピンとこないデザイン画となってしまいました。
メインパーソナリティーは嵐が担当。
2007年「人生が変わる瞬間(とき)」 NIGO作 43.7万枚
2007年のチャリTシャツはファッションブランド「A BATHING APE®」の創業者NIGOさんがデザイン。
ブランドのロゴである猿をメインに、番組名は輪(和)を意識して丸く囲んでいます。
吹き出しの「30」は、30周年を意味しています。
メインパーソナリティーのタッキー&翼に「普段でもずっと着られるデザイン」をリクエストされたそう。
要望通り、普段着に使えるオシャレなデザイン画となりました。
2006年「絆~今、私たちにできること~」 スタジオジブリ×中丸雄一作
2006年は「絆」とテーマにスタジオジブリとメインパーソナリティーをKAT-TUNとして務めた中丸雄一さんがコラボしてデザイン。
アニメ映画「千と千尋の神隠し」に出てくる「カオナシ」と、「絆」という文字が描かれています。
子どもにもわかりやすい、インパクト大なデザイン画ですね!
2005年「生きる」 香取慎吾×佐藤可士和 35万枚
チャリTシャツの黄色以外のカラーバリエーションが増えたのは、2005年が最初でした。
黄色、黒、青、赤、白が用意され、それぞれ、大地、宇宙、空、太陽、水を表しています。
現在の柔らかい色のカラー展開ではなく、濃い色のチャリTシャツは貴重ですよね。
「0524」は2005年の24時間テレビを表し、その下には番組テーマの「生きる」という意味の「LIVE!」がデザインされています。
デザインを担当したのは、草彅剛さんとメインパーソナリティーを務めた香取慎吾さんと、クリエイティブディレクターの佐藤可士和さん。
「普段から着られるデザインにして、チャリティの気持ちを持ち続けてほしい」という願いが込められています。
2004年「あなたの夢はみんなの夢」 大野智 作
2004年は、今まで4度チャリTシャツをデザインしてきた大野智さんの最初のデザイン画。
手書きのテーマの横に、ダンベルを持ち上げる子どもが描かれています。
このダンベルをよく見ると「可能性」の文字が!
手書きや漢字を用いた斬新なアイデアが光りました。
メインパーソナリティーはもちろん嵐が担当。
2003年「あなたを一番愛する人…」 松岡昌宏 作
2003年は「CHAIN OF LOVE(愛の鎖)」のロゴに肩に手を置いて繋がるいろいろな世代の人がデザインされています。
TOKIOでメインパーソナリティーを務めた松岡昌宏さんがデザイン画を担当しました。
このメインパーソナリティーのポジションは、この2003年から設定されていて、以降は毎年ジャニーズのタレントが担当しています。
2002年「家族で笑ってますか…?」 工藤静香 作
2002年は「家族」をテーマに工藤静香さんがデザイン。
子どもやカップルの棒人間が描かれています。
散りばめられた☆には、「小さい子からお年寄りまでみんな同じハートや星を必ず持っている」という工藤静香さんの思いが込められています。
2001年「家族って何?」 飯田圭織 作
2001年はモーニング娘の飯田圭織さんがデザイン。
描かれているのはうさぎと唇。
うさぎは愛と幸せの象徴で、家族愛、家族の幸せを意味しています。
唇は会話の象徴。「家族の会話を大切にしよう」という飯田圭織さんのメッセージが込められています。
▼モーニング娘。の皆さんが24時間テレビのTシャツを着ている動画
こう見ると可愛いですね!